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【フィンテック企業の求人】成長段階別!フィンテック企業が求める人材とは? | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部の佐野です。
 
近頃ではフィンテック(Fintech)のニュースが日々報じられている影響もあり、フィンテック企業に興味を持ち始めている人もいるのではないでしょうか。今回の記事ではフィンテックとは何かを改めて説明した上で、フィンテック企業の立ち上げから企業の成長ステージごとに、期待される仕事の内容と求められる人材・スキルを紹介します。
 
これは、フィンテック(FinTech)だけにあてはまる固有のものというわけではありませんが、ご覧くださいませ。

 

【目次】
フィンテック企業とは
フィンテックの領域
フィンテック企業の市場規模
フィンテック企業のニュース
フィンテック企業の仕事内容と欲しがる人材・スキル
さいごに

 
 

フィンテック企業とは

 

そもそもフィンテック企業とはどのような企業のことを言うのでしょうか。2015年に入り、メディアから取り上げられ始めたフィンテック(FinTech)ですが、金融とテクノロジーの造語です。フィンテックとは、従来の金融機関等における、難しくて融通の聞かないイメージの金融をもっと身近に、多くの人の使いやすくしようというサービスが多いです。
 
フィンテック企業が急成長している海外などでは「フィンテックによって、銀行が消滅させられる」などと言う人もいるそうです。しかし日本のフィンテック企業は銀行と連携をおこない、消費者にとってより利用しやすく面白いサービスを作り出そうとしているようです。

 

 

フィンテック企業の市場規模

 
ビットコインに代表される仮想通貨の使用用途が増えたこと、そこに利用される技術であるブロックチェーンなどの活用方法がふえてきたことなどから、2021年には808億円にフィンテックのベンチャー企業の国内市場規模は拡大するという見解が矢野経済研究所から出されました。市場規模の808億円がどの程度かというと、2016年の市場規模で考えると同人誌における市場規模が775億円豊胸手術における国内の市場規模が855億円です。
 
同人誌<フィンテック<豊胸手術と規模だけで考えると、2021年になったときのフィンテックの世の中へのインパクトは驚くほどではないかもしれませんが、2015年度の国内FinTech市場規模は48億8,500万円ですので、わずか6年で17倍もの市場の成長が見込めている点に注目が集まっているようです。
 
なお、ここで言うフィンテックとは以下の領域のことだそうです。

  • ソーシャルレンディング(融資)
  • クラウドファンディング
  • 投資・運用サービス(投資・運用、情報提供)
  • ペイメント・決済
  • ブロックチェーン(プラットフォーム、仮想通貨)
  • 企業会計(クラウド型会計ソフト、会計・経理クラウドサービス)
  • 家計簿・経費精算アプリ(家計簿・資産管理、経費精算)
  • 金融機関向けセキュリティサービス

 
 

フィンテックの領域

海外のフィンテック領域およびサービス

 
フィンテックの市場規模に関してはわかりましたが、それらを構成するフィンテックの領域とはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれをご紹介します。フィンテックの領域や定義はまだまだ曖昧なため、ここでは先程の市場規模を構成する8領域に分けてご紹介します。
 

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、お金を貸してほしい(融資してほしい)個人や企業に関して、ネット上でお金を募り、融資をおこなうというネット上でのサービスです。お金を借りた個人や企業は、その借りたお金から新しい挑戦(事業拡大など)をおこない、そこで得た利益から融資をしてくれた支援者たちに定期的に利息と返済金を払うというものです。
 

クラウドファンディング

こちらもソーシャルレンディングと同じく、新しい事業やサービスをおこなう際に必要な資金を、ネットを利用して不特定多数の方々から資金調達することができるというサービスです。直接的な金銭の返済の義務はなく、出資を募った側は、出資をしてくれる人たちが喜びそうなリターン(お返し)を用意することが一般的です。
 

投資・運用サービス(投資・運用、情報提供)

資産運用をおこなう際の必要な情報を早く正確に提供するためのメディアを運営していたり、自動で資産運用をおこなうサービスであるロボアドバイザーなどを提供する企業が当てはまります。フィンテックによる『貯金から投資への意識改革』が期待されている中、注目されている領域でもあります。
 

ペイメント・決済

消費者にとっては、買い物の支払いをより手軽にかんたんに。店舗にとっては、ビジネスの戦略を立てるためのデータ収集として利用促進がされている決済に関する領域です。2020年のオリンピックのため、外国人の来日への期待からも注目を集めています。

 

ブロックチェーン(プラットフォーム、仮想通貨)

注目を集めるビットコインを始めとする仮想通貨や、仮想通貨の取引所、ビットコインの仕組みを現実化するための技術であるブロックチェーンの領域です。ブロックチェーンによる、投機を芸能人もおこなうようになってきているらしく、テレビ番組でも仮想通貨の名前を聞くようになりました。また仮想通貨取引所のCMがテレビで流れたりと、ここ数年で多くの人に認知され始めている領域です。

 

企業会計(クラウド型会計ソフト、会計・経理クラウドサービス)

企業における、経理、会計業務は正確さを求められる、とても大変な仕事だそうです。こういった仕事をかんたんに、より正確におこなえるのが会計領域の企業が提供する会計クラウドサービスです。経理や会計業務などのシステムに代用できる業務はシステムにより効率化し、社員はより人でないとできない仕事に時間を使うべきだという言う声もよく聞きますね。
 

家計簿・経費精算アプリ(家計簿・資産管理、経費精算)

家計簿アプリはフィンテックの領域で消費者にとって最も馴染みのある領域ではないでしょうか。個人も法人も自ら持っている資産をしっかりと理解している必要があります。家計簿アプリや経費精算アプリは、レシートを撮影するだけで自動で家計簿作成がおこなえるなど大変便利です。
 

金融機関向けセキュリテーィサービス

金融機関にむけてセキュリティサービスを提供する領域です。金融機関にとってセキュリティの頑丈さは非常に重要なことですが、みずからセキュリティシステムを開発するということは困難だそうです。だからこそ、金融機関を対象としたセキュリティサービスへの二ーズがあるそうです。

 

 

フィンテック企業のニュース

 
2015年頃から取り上げることが増えてきたフィンテックに関するニュースですが、今では聞かない日はないほどです。ここからは、最近大きく報じられたフィンテック企業関連のニュースを3つ、ご紹介します。
 

会計クラウドサービスのfreeeがマネーフォワードを起訴

概要

会計クラウドサービスの提供をおこなうfreee社が同様のサービスや家計簿アプリなどを提供するマネーフォワード社を 特許権侵害 を理由に訴えたというニュースです。会計クラウドサービスというのは、人がおこなえば時間がかかる企業などの会計の仕事を、クラウドのサービスを利用することにより、安く手軽に 処理できるというサービスです。
 
今回、freee社が特許権侵害で訴えたのは、支払いなどの明細に記載された社名などを機械が読み取り自動「何にお金を使ったのか」を判断する機能です。明細に「東京ガス 〇〇」と記載されていると、機械が「これはガス代だな」と判断し「品川駅 〇〇」という記載があると「電車代だな」と判断するというものです。
 
マネーフォワード社の持つ同様の機能に関して、先に特許を取得していたfreee社が訴えた形になりましたが、結果として訴えは通らずマネーフォワード社が勝訴しました。この件に関して「ベンチャー企業とはいえ、自社の技術をしっかり守るというスタンスを貫いていくのは大切。」という意見がある一方、批判的な意見も出ていました。
 

報道時期 :2016年12月08日
参照   :TechCrunch|freeeがマネーフォワードを提訴、勘定科目の自動仕訳特許侵害で

 
 

即、買い取りアプリのCASHが、開始16時間でサービス提供を停止、2ヶ月後に再提供開始

 

概要

スマートフォンで写真を撮影し、その商品の情報を選択すると一瞬でその商品の買取価格(かつては、商品を買い取ってもらうか、商品を預け現金で返済するかを選択できた。)が表示され、商品を送る前に商品を買い取ってもらったお金が振り込まれるというサービスでした。
 
サービスの不正使用への対策が甘いという意見が多くの人に語られていました。そういった経緯もあり、提供を開始した同サービスは多くの話題を呼びました。結果としてアイテムの買い取り依頼が殺到し、わずか16時間で資金上の問題でサービスの提供を一時停止したそうです。サービスの復帰は難しいのではないかと言われていたのですが、2ヶ月後の8月24日にサービスの改良とともに再開が発表されました。
 

報道時期 :2017年8月24日
参照   :|買取アプリCASH、毎日1000万円までの「ノールック買取」再開ーー光本氏が「9割の取引成功」で手にした勝機

 

 
 

人気Youtuber ユーチューバー、ヒカル氏をめぐるVALU騒動

 

概要

個人の価値を可視化することができる「個人が上場する」というコンセプトをもつ、ユニークなサービスのVALUを利用して、人気ユーチューバーであるヒカル氏らが不当に、5,000万円ほどとも言われる資金を得たのではないかという疑いが注目を集めました。
 
VALUは個人の持つ市場価値を株のように売買することができるサービスで、VA(株)を買った人の知名度が上がり、そのVA(株)を欲しがる人が増えれば増えるほどに、持っているVA(株)の価値が上がります。VA(株)は仮想通貨ビットコインに換金することができるため、投機目的で購入している人も多かったそうです。
 
動画投稿サイトのYoutubeでの人気ユーチューバーである、ヒカル氏らはvaluを利用し、自らのVALU(株)を買った人には「特別な優待を付ける」という趣旨の内容を発信することでVALU(株)の価値を高め、発行できる上限までの株(VALU)をすべて売り払い、利益を得た後に優待などはないと発表したと言われています。
 
この騒動により、ヒカル氏への嫌がらせ行為などが多発する、Youtuberとして企画していたイベントが中止されるなど大きな影響が出たそうです。
 

報道時期 :2016年12月08日
参照   :Yahoo ニュース|ヒカル氏がVALUのユーチューバー騒動で謝罪動画を公開するまで~お金を持ち逃げしてる人は他にもいる~

 

 
 
 

フィンテック企業の仕事内容と欲しがる人材・スキル

 
こちらからは、事業スタート期・成長期・転換期と企業の成長ステージを3つに分けて、そのタイミングで多くの企業はどのような仕事をしてほしくて、どのような人材を求めているのかということをご紹介します。フィンテックに限らず多くのスタートアップ企業は同様な傾向があるのかもしれませんが、フィンテック企業ならではの求められる職種などもありますので、ご覧くださいませ。
 

事業スタート時期

社員数 :5~15名
設立  :1~5年

 
フィンテック企業では、金融に関しての課題を感じ、それを解決するためのアイデアとエネルギーに溢れる人が多いようです。創業者の前職としては、銀行などの金融領域の出身者やIT、コンサルタントの出身者が多いようです。創業メンバーは、多くの場合、同じ志と各部門の専門的なスキルを持ったプロフェッショナルで構成されていることが多いと言われています。
 
素晴らしいサービスを提供するために、スピード感を重視し成功と失敗を繰り返して突き進むような組織が多いと言われています。

 

求められる職種・スキル

よりよいサービス提供をおこなうため、創業メンバーの指示やユーザーの反応からあるべきサービスの形を探っていくためにも、企画し設計、実装した後にテストをおこないメンテナンスまでこなすという、一貫した対応ができる技術開発者がとても重宝されるようです。サービスをユーザーにとって身近なものにするためには、スマートフォンのアプリにすることが有効な手段ですので、iPhoneアプリ開発、iPhoneアプリとWebAPIとの連携機能などにも詳しい人が求められます。
 
また、難解なイメージを持つ金融のシステムだからこそユーザーがそれを使うときにはストレスなく利用できるためにUX(ユーザーがサービスを通して得る体験)に対して興味を持ち、創意工夫できるデザイナーや、価値に共感して行動するセールスマンも求められるようです。
 
 

技術開発者を求めている企業

UXデザイナーを求めている企業

セールスを求めている企業

 

 

 
 

事業の成長期

社員数 :10~50名ほど
設立  :5~10年

 
サービスが立ち上がった後は、そのサービスをいかにして多くの人に届けるか、よりよい商品にするかということが大切になります。大きな挑戦をおこなううえで資金調達をする必要も増えます。人員も増えた際に、組織の弱い部分(主にバックオフィスやマーケティングなど)を強みに変えるための即戦力になる経験とスキルを持った中途社員の採用が必要になってきます。
 
人柄としては、未完成な組織の不足部分を埋めていくということが求められていますので、自分で考え行動し、仕組み化するまでやりきるという泥臭さがあれば良いのではないかと言われています。収入よりも、自らの成長のような非金銭的報酬に価値を感じる方が多いようです。
 

求められる職種・スキル

事業をより大きくしていくために、攻めと守りのためのプロフェッショナルが求められるようです。攻めに関する職種としては事業開発・マーケティング・営業における経験と実績、特に外部連携やパートナーシップの推進に欠かせないコミュニケーション能力と問題解決能力が求められるそうです。ベンチャー企業から大企業を目指すという状況ですので、ベンチャーと大企業の双方の経験を持っている人は好まれるそうです。
 
守りに関する職種としては、金融の規制に関連するサービスであれば、コンプライアンスやバックオフィス系の業務に精通している方の採用も必要になります。更に、インターネットを活用したブランド強化に向けた自社メディアの企画運用責任者や良質なコンテンツを発信できるライター人材も求められるようです。
 

求人状況(2017年9月15日)

デザイナー・エンジニアを求めている企業

メディアの企画運用責任者・ライターを求めている企業

事業開発・マーケティングを求めている企業

セールス、カスタマーサポートを求めている企業

コンプライアンスやオペレーション・バックオフィス業務を求めている企業

 
 

企業の転換期

社員数100名以上
設立10年以上

 
事業が成長し、上場や他社を買収することなどが視野に入る時期です。成長や業務オペレーションの整備が進み安定的に成長をし続ける段階に入ると、その中で更に新しいサービスを手掛け続けていく人と、再び創業期のスタートアップ企業に転職したり自ら起業する人に分かれていく傾向があるようです。
 

事業のスタート期や成長期には、スピード感を重視し世の中の課題解決をおこなうことに全社のパワーを使っていますが、中小企業の規模から大企業の規模へ転換するときには、いかに、全体として安定的に成長し健全な組織運営にできるかということが重要になってくるため大企業を経験しそういった仕組みを作ることができるハイスペックな人材を採用するために動くことが多いようです

 

採用される職種・スキル

会社をさらに次のステージへと押し上げるための、資金調達のノウハウがある人材や、上場のための準備ができる人材、海外拠点を任せることのできる人材や時期幹部候補の人材の採用が多くなるため、そういった経験を持つ大企業出身者が求められます。
 
また、社外で起きている新たなフィンテック(FinTech)スタートアップ企業や業界動向をしっかりと把握しながらも、型にはまった「大企業」になってしまわないための型にはまらない組織づくりや、マネジメントができ、企業の目指す方針やサービスの社会的意義に対しての強い想いを持った人が求められるようです。

 
freee 株式会社個人事業主向け事業戦略職
 

求人状況(2017年9月15日)

CFOやCIOなど責任者(候補)を求めている企業

海外拠点責任者を求めている企業

 

 
 

※金融の転職をはじめ、コンサルやIT、経営幹部の転職支援に特化した転職支援サイト【コトラ】の記事を参照しています。
 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
 
今回は、フィンテックの企業が求める人材とスキルに関して、企業の成長における段階ごとにご紹介しました。企業が求める人材は当然、成長段階によって異なります。転職を考える人は、自分がどのような場所で、どのように企業に貢献ができるのかを考えることによって、価値をアピールすることができるかもしれませんね。フィンテックの未来を作るフィンテック企業、そしてその企業を作るフィンテック企業の社員の方にも注目していきたいと思います。


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佐野 祥貴

佐野 祥貴

新卒で入社した企業の出資先であるベンチャー企業に入社1ヶ月で出向、事業の立ち上げ、Web広告の営業、広報活動などを経て、finte編集部にて活動。全くの初心者にも知見のある方にも、わかりやすく、おもしろいフィンテックとの出会いをWebを通じて届けることができればと考えています。

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