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20代でビリオネア(億万長者)に!!フィンテックドリームを掴んだ創業者兄弟 | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部です。
 

Facebookザッカーバーグ氏、PayPalイーロン・マスク氏など、テクノロジーを扱う起業家のなかにはサービスを提供することにより、多くの人の生活に変革をおこし1代で地位と名誉を築き上げる伝説的な成功者が存在します。教科書で目にする昔の偉人ではなく、今日も海の向こうで新しい変革を世界に生み出そうとしている起業家がいることに興奮する人も多いのではないでしょうか。
 
フィンテック業界でもわずか20代にして新しい変革をもたらし既に伝説的存在になりつつある兄弟が注目を集めています。今回の記事では、今もっとも注目されているフィンテック企業の1つStripeストライプ)とその創業者の紹介をします。「フィンテックって何か難しそうでとっつきづらいな」と思っている人はぜひ、この兄弟のことを知って興味を持って下さい。
 

 

【INDEX】

 
 
 

フィンテックドリームを掴んだ兄弟

 
2016年4月、Forbes japanフォーブスジャパン)が「世界のフィンテック50社」 融資・オンライン決済部門2社を発表しました。フォーブスが選ぶ世界のフィンテック50社中オンライン決済部門で選定した会社がStripeストライプ)です。

20代のビリオネア、パトリックとジョン・コリソン

 

2016年度の「40歳以下の富豪起業家ランキング」(フォーブス)にて20代の兄弟2人がランクインしました。ギネスビール発祥のアイルランドで生まれた兄弟パトリック・コリソン(28)とジョン・コリソン(26)は、それぞれ11億ドル(約1,230億円)の資産をもつストライプの創業者です。弟の26歳のジョン・コリソンは起業家では世界最年少のビリオネア(個人資産10億ドル以上の人)となっています。
 
フィンテック業界の関係者から多くの注目を集めるオンライン決済サービスのストライプですが、同じように注目と賞賛を集めているのが創業者であるコリソン兄弟の人柄です。IT業界において若い社長はそれほど珍しくはないようですが、彼らの謙虚さと思慮深さを理由に多くの投資家はその成功を信じているそうです。
 
過去にPayPalやYahoo、Googleに投資してきたベテランの投資家マイケル・モリッツも兄弟をこれまでの投資先のなかでも「最も頭の切れる人たち」だと評しているように、彼らに向けられる賞賛の声はとても20代に向けられるものとは思えないほどです。

兄のパトリック・コリソン氏(26歳)を1年前、アイルランド・ダブリンで初めて見たのだが、若い起業家が珍しくないとはいえ、その出で立ちや立ち振る舞いにいい意味で驚いたことを覚えている。アイルランドの地方都市出身のコリソン氏は当時、かなりのアイルランドなまりだったが、いったん話しだすと周囲のだれよりも冷静な口ぶりだったのが印象的だった。
 

彼らは一体どのようにして富豪起業家と呼ばれるほどに成功をしたのでしょうか。
 
 

オンライン決済サービス・ストライプとは

 
オンライン決済サービスとは、簡単に言うとオンライン上の売り買いをする際の支払いのためのサービスで、オンラインショップ(ECサイト)などでよく利用されているそうです。Amazonなどで商品をクレジットカードで購入できるということもオンライン決済サービスが導入されているおかげです。
 
フィンテック技術の発達によって、消費者はApple PayやAlipayをはじめとする多くの支払いの方法を持つようになりました。しかし、商品やサービスを提供する側は、そういった支払い方法を受け入れるためにはいろいろな手間が掛かっていました。例えば日本ではネット上でクレジットカードでの支払いができるようにするには、今までならカード会社に申請をおこない、数週間から数ヶ月かけておこなわれる厳しい審査を通過した場合のみクレジットカードでの決済が認められていました。
 
審査が通ったあとも、カード会社に登録料を支払うなど、時間、手間、コストすべてにおいて個人事業主のサービス提供者にとっては手が出しづらいものでした。そんな状態のなかにあらわれたのがフィンテック企業ストライプです。

 
 

ストライプ

 
ストライプをはじめ、新しいオンライン決済サービスはいままでの決済サービスに大きな変化をもたらしました。
 
個人事業主が今までオンライン上で物を売りたいと考えたとき、それを可能にするための申請に非常に手間がかかっていました。しかし、ストライプを使うことによって、手間は非常に抑えられます。ストライプを使用すると個人事業主はサイト内にコードを数行埋め込むだけで、同じ画面で決済機能をページに追加できるようになります。その作業だけでクレジットカードにも多くの種類に対応が可能で、通貨も130種類以上が決済可能になります。
 
その使いやすさや、手軽さが注目を集めてKickstarterFacebookTwitterという大手のサービスでも導入されています。商品が売れたときには手数料は掛かりますが、設置する際に必要なお金や月ごとの登録料などもないので、従来の決済サービスを導入するよりも安く取り入れることが可能です。2016年の時点で13,000以上のウェブサイトで使用されており、世界の19カ国での決済に対応しています。

 
 

学生時代の事業運営経験が後のサービスのアイデアへ

アイルラインド出身のコリソン兄弟は、わずか7年間で立ち上げた会社を1兆円の価値を持つまでに育て上げました。彼らはどのような人生を歩んできたのでしょうか。
 
 

既に事業を始めていた学生時代

コリソン兄弟が起業したのは、ストライプが初めてではないそうです。マサチューセッツ工科大学に通っていたパトリック氏、ハーバード大学に通っていた弟のジョン氏は、10代の頃にオークションの出品者向けのソフトを開発する事業をおこなう企業を立ち上げました。そのサービスは端末から情報を検索できるというデータサービスだったそうです。
 
当時兄弟はその優秀さを認められ、シリコンバレーに拠点を持つ世界でも有数の起業家養成スクール『Yコンビネーター起業家養成プログラム』に受け入れられていたそうです、兄のパトリック氏が19歳の時、Auctomaticという似たサービスを運営している企業に500万ドル(約6億円)で事業を売却しました。そして兄弟はお互いの本分である学業に戻ったそうです。その時、兄のパトリック氏は弟のジョン氏に新しい事業の提案をおこなったそうです。
 
それは、オンライン上で手軽にサービスや商品の決済ができる仕組みを作れないだろうかというものでした。2人には、1社目の企業を運営していた頃、お金を払ってサービスを買いたいと申し出てきたユーザーがいたにも関わらず、どのようにすればネット上でクレジットカードの決済機能を付けられるかが分からなかったために、サービスを無料で提供していたという体験があったからです。
 
兄弟は同じようにネット上で商売を行う人の中でクレジットカードなどの決済サービスを付けたくても、付けられない人が多いのではないかと考えていたのです。こうして2人は学業に戻りながらも、オンラインショップ上の決済の面倒臭さを解消するサービスを考えはじめました。事実、ネット上での決済は誰もが面倒さに気付いているものの、自分では解決したがらないものでした。ネット上の決済機能というのは単にクレジットカードを受け付けるだけではなく、課金、税、請求書、通貨の対応など、さまざまな付随する作業が多いものだったのです。

 
 

Stripe(ストライプ)立ち上げ

 
2010年、兄弟はストライプを立ち上げ、サービスの提供をはじめました。同年の6月にはYコンビネータから資金調達をおこない、セコイア・キャピタルアンドリーセン・ホロヴィッツなどの投資会社やベンチャーキャピタルからも続けて資金調達をおこないました。その調達資金をもとに、ストライプのコードを埋め込むだけで決済機能をつけることができるサービスを提供し始めました。
 
面倒で複雑な決済に関する課題を、他のどのサービスよりもシンプルに解決するストライプのサービスは多くの人に喜ばれました。店がストライプのコードを自社サイトに入力さえすれば、パソコンからでもスマートフォンからでも、サイトに訪問したユーザーは情報を入力後、ワンクリックで支払いを済ませることができ、サイトの運営者は取引を簡単に管理することができます。返金もワンクリックで完了するため面倒な手間が大きく省かれました。
 
ストライプは、取引ごとに2.4%の手数料が掛かるものの、月間利用料、システム設置料、情報保管料などの費用は発生せず、消費者が一度商品を購入したものの、後に返金を申し出た場合にも手数料は掛かりません。良心的な導入費用も多くのオンライン上で決済をおこないたい事業者から高い評価を得ています。
 
ビジネスモデルなども高く評価されており、本来競合相手であるペイパルの創業者である、ピーター・ティール氏やイーロン・マスク氏などのペイパル出身で影響力のある優れた起業家たちや投資家達からの資金調達を実現しています。2014年にはアップル、Facebook、Twitterのほか、中国のAlipay(アリペイ)との提携をおこない大きな話題を呼びました。
 

徹底的企業文化チームへのこだわり

 
コリソン兄弟は、企業文化や共に働くチームを非常に重視するということで有名です。それを表すのが創業当時の話です。当時、パトリック氏とジョン氏は営業からプログラムの作成、ユーザー対応など全てを自らおこなっていたそうです。しかし、すぐに経営の舵取りに専念するべきだと考えて10人の社員を採用することにしたそうです。
 
その10人にストライプの成長の度合いが大きく関わってくる考えた彼らは、10ヶ月の期間を掛けて考え抜き、最初の採用活動では普通あり得ない10%の持ち株分を用意しました。そして候補者と共に仕事をしながら慎重にチームを選んでいったそうです。そうして選んだ人達は全員が起業をした経験の持つ人だったそうです。
 
その妥協しない採用活動は企業の成長として確実に表れており、企業の規模は毎年倍増しているそうです。成長を続けるストライプとコリソン兄弟の評判は広まり、彼らと共に働きたいと多くの人がその門を叩くそうです。2016年には2014年には数人しかいなかった営業が20名にまで増え、銀行や政府、ユーザー対応をおこなうチームも5人から70人に増えているそうです。そして急成長を遂げるなかにおいてもストライプではサービスの大きなトラブルなどは起こっていないそうです。
 
パトリックコリソン氏は、最初の10人を採用することについてこのように語っています。

最初の10人を雇うというのは、後に100人を雇うことと同じことです。この10人がそれぞれ新たな10人を仲間に迎え入れるのだというように考えます。そして最初の10人にどんな人を連れてきて欲しいかを。こう考えれば最初の10人、誰を雇うかが重要であるということはお分かりいただけたと思います

 
 

次なる目標へ兄弟の挑戦

わずか7年間で1兆円の企業に成長したストライプですが、経営者である兄弟が謙虚さを失うことはありません。ストライプは、今のところIPO(新規株式公開)をおこなうということはしないそうで、その理由をパトリック氏はこう語っているそうです。

「今、シリコンバレーで起こっている問題は、自社の成功を過大に評価することです」

 

自分たちの成功を過大評価することなく、あくまでも謙虚に自分たちの立ち位置を分析しています。また、兄弟は TechCrunch のインタビューでストライプのミッションをこう語っています。

「ビジネスを成長させる上で直面する複雑な問題を簡素化することです。そのため、今後ローンチされるStripeのプロダクトは、そこに特化したものが多くなると思います。何がビジネス上の問題なのか、なぜ成長スピードが思うように伸びないのか、そして私たちはその状況に対して何ができるのか、というのが私たちの考え方なんです」

 

そんなミッションを持ったストライプは今後、金融サービスを包括するプラットフォームになるために決済以外のサービス開発も進めているそうです。

  • 国外からアメリカ籍で企業を立ち上げるためのサービス
  • 詐欺防止ツール
  • 企業の支払いを早めるツール

どのようなサービスを、いつ出していくかは明言していませんが、自らのミッションを成し遂げるためにサービスの開発とスタッフの増員もおこなうつもりだそうです。
 

さいごに

コリソン兄弟の設立した企業ストライプはわずか7年間で1兆円規模の企業へと大きく成長を遂げました。そんなストライプのサービスのアイデアも自身の起業の体験から生まれたものです。若いうちからいろいろな体験を積むことはやはり非常に大切ですね。
 
彼らの成功の原因として多くの人が話していたことは、彼らの謙虚さと誠実さ、勤勉さという人柄でした。多くの人に期待されて、その期待を上回る成果を出し続けるコリソン兄弟の活躍には今後にも注目していきます。


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finte編集部

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