
仮想通貨のID,PASSを忘れるなど、購入した仮想通貨の引き出し方が分からなくなってしまった人も多いのではないでしょうか?
『リップルを昔買っていて、値上がりと同時に引き出そうと思ったものの、引き出せなくなってしまってしまった』
そんな方のために、仮想通貨がなくなってしまってしまう理由や、復旧するためのさまざまな方法をご紹介します。今回はリップルに関しての紛失原因と復旧の方法をご紹介します。
仮想通貨がなくなる?状況は?
仮想通貨がなくなる理由
<自らの行動で取り出せなくなるケース>
・アプリを消してしまう
・誤送金してしまう
・ID・パスなどを忘れてしまう
・仮想通貨のウォレットを破損してしまう
<知らない間に引き出せなくなっている>
・ハッキングされ、仮想通貨を抜き取られている
・取引所や銘柄自体がなくなる
仮想通貨が戻ってくる可能性と対処法
仮想通貨をなくさないために
さいごに
持っていた仮想通貨がなくなっている?

仮想通貨の投資を早期から初めて、値が上がり続け気づけば買った当時の約100倍になっていた。なんてことはもはや珍しくないほど、仮想通貨領域の成長は凄まじいものがあります。
しかし、かなり昔に買った仮想通貨を引き出すためのパスワードを忘れてしまい思い出せないという人もいるのではないでしょうか。
一般の方だけではなく、有名人も同様の悩みを抱えている人もいるようです。
ホリエモンこと、堀江 貴文氏はイーサリアム(ETH)がICOのプレセール(仮想通貨の資金調達)をおこなったときから保有していたそうですが、秘密鍵(パスワード)を忘れてしまい引き出せなくなってしまったということは、多くの場所で言われていることなのではないでしょうか。
イーサ、ICOで買ったんだけど秘密鍵忘れたまま。。
仮想通貨「イーサリアム」の価格が急上昇している理由 (Forbes Japan) – https://t.co/HoDSEJNzvg— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年12月15日
パスワードを忘れてしまうという事以外にも、仮想通貨が引き出せなくなってしまうというケースはあるそうです。
今回は、そんな仮想通貨が取り出せなくなる、なくしてしまう可能性、なくしてしまったときの対策方法、そしてなくさないために気を付けておきたいことを、状況ごとに紹介します。
仮想通貨がなくなる?状況は?

持っている仮想通貨が引き出せなくなってしまうケースでは、大きく分けて以下の2つのケースがあるようです。
・自分の操作によって仮想通貨を失ってしまうケース
・何もせずに保有していたにもかかわらず、失ってしまうケース
どのような場合に仮想通貨がなくなってしまうのでしょうか。こちらから紹介します。
自らの行動で取り出せなくなるケース

自らの行動によって、仮想通貨が取り出せなくなる(紛失する)ケースは以下のようなものがあるようです。
<Case1 利用しているアプリを削除してしまった>
・取引所のアプリ削除
・認証ツールのアプリ削除
・ウォレットのアプリ削除
<Case2 誤送信してしまった>
・誤送信
▶送信されていない場合
▶送信された場合
<Case3 パスワードを忘れている>
・取引所のパスワード忘れ
・ウォレットのパスワード忘れ
<Case4 仮想通貨のウォレットを破損してしまう>
・利用していたハードウォレットを壊してしまった場合
以下より、詳細を説明します。
Case1 利用しているアプリを削除してしまった
仮想通貨を保有している方は、いくつか仮想通貨取引をおこなうためのアプリを利用しているのではないでしょうか。
・取引所アプリ … 仮想通貨の取引をおこなうためのアプリ
・ウォレットアプリ… 仮想通貨を安全に保管するためのアプリ
・二段階認証アプリ… ウォレットのセキュリティを強め、アクセス時にも使用する
こういったアプリを誤って削除してしまったり、持っているスマートフォンをなくしたり、壊してしまいアプリを引き継げない場合があるようです。
基本的に、ウォレットと取引所のアプリは自らのアカウントに紐付いているため、アプリが消えてしまってもアカウント情報を覚えておけば問題はなさそうです。
パスワードを忘れてしまった場合、取引所のパスワード再設定ページからパスワードを変更しましょう。
しかし、二段階認証のアプリをバックアップキーの保存していなかった場合はログインや取引ができない場合があるようです。
当然、仮想通貨取引所のパスワードなどを記録しておくことも大切ですが、仮想通貨を保管しているわけではない二段階認証のアプリのパスワードもしっかりとバックアップをしておくことが必要なようです。
バックアップをしていない場合、二段階認証用のスマホを紛失した際に、ログインや取引ができなくなります。事前に他の携帯で登録していないケースだと、バックアップキーを保存していないと復元ができないそうです。
スマートフォン自体を紛失してしまった場合は、悪意のある方にスマートフォンを拾われてしまうと、仮想通貨を引き出されてしまうこともあります。
バックアップがあれば解決する状況を下記に記しますので、ご確認ください。
バックアップをしておけば解決する場合
・仮想通貨取引所などのアプリを削除してしまった
・PINコード(数字の暗証番号)を忘れた/3回以上間違えて入力した
・機種変更をして前のスマホをもう持っていない
・スマートフォンをなくしてしまった
・スマートフォンを壊してしまった
誤送金してしまう
仮想通貨のトレードをおこなう方であれば、海外の取引所に保有している通貨を送金し、海外でのみ取引されている仮想通貨を取引して手に入れている人もいるのではないでしょうか。
簡単に送り先のアドレスのみで送金ができることが仮想通貨のメリットではあるものの、送り先を間違えたことによって仮想通貨が返ってこなくなる場合もあるそうです。
誤送信をした場合、存在しない送金先に誤送信をおこない送金がされていない場合と、存在する送信先に誤送信し、送金がおこなわれる場合があります。
【実際に送金されていない場合(存在しない送金先に送金をした場合)】
誤送金をしてしまったものの、存在しない送金先に送金をおこなった場合は、実際の送金はおこなわれていないケースが多くあります。
まずは、ブロックチェーンの情報が記載されているサイトにて、自らの送金をおこなったアドレスを検索し、アドレスからの送信履歴を確認します。
送金履歴がなければ、送金は実際にはおこなわれていないため、送金元をおこなった取引所に問い合わせをすれば高い確率で、仮想通貨が戻ってくることがあるそうです。
【実際に送金されている場合(存在する送金先に送金をした場合)】
実際に存在する仮想通貨の口座に送金してしまった場合は、基本的に取引は完了してしまっているので、返金してもらうということは難しくなるそうです。
実際に、取引がおこなわれてしまうと、後は送り先の方に返してもらう他ありません。
仮に、知り合いのアドレスに誤送金をしていたのであれば、連絡を取って返してくれるようにお願いすることもできますが、偶然間違ったアドレスが存在した場合、個人を特定することも難しいため、仮想通貨の回収は困難になります。
そのため、仮想通貨を送金したことのないウォレットに送る時は、一度、最少額で送金を試して、それが成功したのを確認してから、お金を送りましょう。
・送金先のアドレスはコピーアンドペーストにて入力する
・最初に少額の仮想通貨を送ってきちんと送金がされるかを確認する
ID・パスを忘れてしまう
仮想通貨が取り出せない、なくしてしまったという人のもっとも多いケースが、この秘密鍵(パスワード)を忘れた状態なのではないでしょうか。
どのパスワードを忘れてしまっているかによって、仮想通貨が戻ってくるかどうかが変わる可能性があるそうなので、どのパスワードにどのような意味があるのか、そしてそれを忘れた場合の対処法があるのかどうかをご説明します。
仮想通貨には公開鍵と秘密鍵という2つの鍵があります。
公開鍵は知られても問題なく、仮想通貨の送金アドレスとほとんど同じ意味で使われることが多いようです。
一方、秘密鍵は、人に知られてしまうと勝手に仮想通貨が取られてしまう危険性があります。基本的に、仮想通貨の取引所の口座で仮想通貨を管理している人であれば、秘密鍵の管理は取引所にまかせている状態なので、なくす恐れはありません。
これらの鍵以外にもウォレットを設定するときには「復元用パスフレーズ」というものを設定します。復元用パスフレーズさえあればウォレットを復元することができるため、こちらのパスフレーズが盗まれれば、ウォレットに保管している仮想通貨も全て盗まれる危険性があります。
安全に、仮想通貨を管理するためには復元用パスフレーズを必ずメモして、オフライン上で管理する必要があります。
秘密鍵から公開鍵を作成するのは簡単な計算でできるのに対して、公開鍵から秘密鍵を計算で求めることは事実上不可能だそうです。
仮想通貨取引所のパスワードを忘れた場合
仮想通貨の取引をおこなうときには、自らのウォレット(電子上の財布)を開設する場合と、取引所内で開設するウォレットで取引をおこなう場合があります。
取引所で作成したウォレット(口座)は、メールアドレスや設定したパスワードからアクセスすることができます。
もし仮に、取引所のウォレット(口座)に登録したパスワードを忘れてしまった場合は、仮想通貨を引き出すことが可能です。
仮想通貨の取引所のお問い合わせアドレスなどから、登録したメールアドレスを入力し、パスワード再設定の依頼をおこなえば問題なくアクセスすることができます。
ウォレットのパスワードを忘れた場合
自らのウォレット(電子上の財布)を開設することによるメリットは、仮想通貨取引所がハッキングなどの被害にあった際に、盗難されることを防ぐことにあります。
銀行にお金を預けているか、自分の家の金庫にお金を保管しているかの違いのようなものです。
ウォレットアプリの秘密鍵(秘密鍵に相当する単語の羅列等)をどこかに記録し保存していないと、なくしたスマホが戻ってこない限り、ウォレットにアクセスすることはできなくなります。
実際に利用規約に『バックアップがなかったり、暗号化したパスワードが分からなくなった場合は、ウォレット内の仮想通貨は永久に引き出せなくなることを理解して同意します。』という内容に同意することを求めている、ウォレットサービスがほとんどだそうです。
安全性はあるもの、完全に管理が自己責任になるという点がウォレットの特徴です。ウォレットも、オンライン型やオフライン型などの種類がありますので、自分の持っているウォレットの種類を確認することが必要です。
・他人が閲覧できないよう物に、メモをしておく。
・各パスワードが、何に必要なパスワードをしっかり認識しておく。
ウォレットを壊してしまう
ウォレットを壊してしまった場合も、復旧は可能な場合があるようです。
ここでは、インターネットに接続せずに仮想通貨を保管するハードウォレットと呼ばれるタイプのウォレットについての紹介をします。
ハードウェアウォレットとは…
ハードウェアウォレットとは、インターネットに接続せずに仮想通貨を管理することができるツールです。オフラインでの管理になるため、ハッキングなどによって資金が狙われる可能性が下がると言われています。
きちんと自己管理ができる人であれば、こちらを使用することでとても高いセキュリティレベルで仮想通貨を保管することができます。
仕組みとして、ハードウェアウォレットの中に仮想通貨が入っているわけではなく、仮想通貨が入っている金庫を開ける鍵のような役割をもっています。仮想通貨自体はブロックチェーン上で保管されています。
ハードウォレットを壊してしまったときは、ハードウォレットの初期設定時に表示されている、24桁の英単語を新しいウォレットの初期設定時に入力すれば、復元することができます。
・初期設定時の24桁の英単語を忘れないように保管する
仮想通貨が知らない間になくなっているケース

仮想通貨がしらないうちになくなってしまっているケースでは、第三者がハッキングなどの方法を使って仮想通貨を許可なく引き出されている場合と、仮想通貨の銘柄や取引所の都合により引き出すことができなくなっている場合があるようです。
<Case1 ハッキングされ、仮想通貨を抜き取られている>
・パスワードが単純すぎる場合
・フリーのWiFiを使用した場合
・パソコンがウィルスに感染していた場合
・二段階認証をしていなかった場合
・フィッシングサイトでIDやパスワードを抜き取られてしまう場合
<Case2 取引所や銘柄自体がなくなる>
・終了した取引所の口座から資金を移動していない
・そもそも、仮想通貨を購入できていない
・仮想通貨取引や仮想通貨の発行自体が終了している
ハッキングによって仮想通貨を失うケース
ハッキングなどの被害にあい、知らない間に仮想通貨が引き出されてしまうこともあるそうです。
『仮想通貨の残高が減っている(なくなっている)がハッキングされたのかわからない』
という方もおられると思いますので、以下にハッキング被害にあう要因などをご紹介します。思い当たる部分がないかを確認してみてください。
パスワードが単純すぎる場合
取引所の仮想通貨ウォレットなどのオンラインで保管をしている方は、パスワードの複雑さに注意したほうがいいと言われています。「小文字の英語 + 数字」によって作られた10文字以下パスワードだと、単純すぎてハッキングによりすぐにパスワードを知られてしまう可能性があるそうです。
仮想通貨のように直接資産を管理するためのパスワードは「小文字の英語 + 大文字の英語 + 記号 + 数字」など複数の種類の文字から16文字以上のパスワードを作成することがおすすめされています。
また、複数の仮想通貨取引所をもっている方のなかには、同じパスワードで管理をおこなう方もいますが、同じパスワードの使い回しは危険だとされています。
フリーのWiFiを使用した場合
鍵などのないフリーのWiFiを利用することにより個人情報などを盗まれる可能性があるようです。個人情報の中には、仮想通貨を取り出すための情報も含まれていた場合は、無断で仮想通貨を抜き出されてしまう可能性があります。
パソコンがウィルスに感染していた場合
アプリをインストールするなどをした場合に、パソコンにウィルスを侵入させられて個人情報を抜き取られてしまう場合もあるようです。パソコンに記録されたパスワードが盗まれてしまう場合もあるため注意が必要です。
仮想通貨などの資産を管理しているパソコンでは特に不用意によくわからないソフトなどをダウンロードすることは避けたほうが良さそうです。
二段階認証をしていなかった場合
多くの仮想通貨取引所が推奨しているように、二段階認証をおこなってパスワードのセキュリティを強めることは必須です。二段階認証がないと、セキュリティがとても甘くなるため、必ず二段階認証のアプリなどを利用してセキュリティを強化しておきましょう。
仮想通貨をまだ情報があまりないときに購入して、面倒であるからといって二段階認証をおこなわずに仮想通貨を盗まれていたという人も多くいるようです。
二段階認証の設定をおこなっておらず、あるはずの仮想通貨がなくなってしまっている場合は、取り戻すことはとてもむずかしいと言われています。
・メールアドレスを使い回さない
・パスワードを使い回さない
・SNSで連携されているログインアカウントを利用しない
・パスワードは複雑にする
・パソコンにパスワードを記憶させない
・二段階認証を設定する
フィッシングサイトでIDやパスワードを抜き取られてしまう場合
最も一般的な詐欺の形式となっているのはフィッシングと呼ばれる手法です。
フィッシングとは、取引所などの本来のサイトに非常によく似たサイトを作成して、アクセスしたユーザーのIDやパスワードなどの情報を抜き取るという方法です。取引所の公式サイトだと認識して、フィッシングサイトにデータを入力すると、自分のアカウントの情報がサイト運営者に抜き取られてしまいます。
公式サイトとフィッシングサイトを見分けるためには、検索窓に記載されているULR(ドメイン名)を注意深く見る必要があります。
フィッシングを目的としたサイトの多くは、公式サイトの文字を一文字だけ入れ替るなどの方法によって
代わっています(1の場合はiに、nの場合はhに)。 SSLサーバー証明書も必要です。サイトアドレスは、「http」ではなく「https」で始まるべきなので、注視してみてください。
フィッシングサイトへ飛ぶことを避けるためには、正しいリンクをブックマークに登録して、それを使ってサイトにアクセスした方が良いです。
サービスからのメールとその中のリンクにも注意してください。ちなみに、最先端のサービスは、詐欺の可能性を最小限に抑えるため、メール対応がありません。
・ULRを注意深く見る
・口座を開設した正しいページをブックマークしてそこからサイトへアクセスする
取引所や銘柄自体がなくなる
仮想通貨取引所の通貨の管理体制や、運営状況を信用しすぎることもいいことばかりではないかもしれません。コインチェック社のネムの不正通貨流出事件は、まだ記憶に新しいかと思いますが、取引所が閉鎖されるということは現実的にあるようです。
以下より、仮想通貨取引所やプロジェクトが要因で仮想通貨が取り出せなくなっているケースをご紹介します。
終了した取引所の口座から資金を移動していない
取引所が閉鎖されるということはあるようです。2016年にも、日本の仮想通貨3大取引所の中の一つとも言われていたリップルトレードジャパンがサービスを終了しています。
サービスの終了を受けて、リップルトレードに口座をもっている人は、ウォレット内にある仮想通貨リップルを別のウォレットに移行する必要がありました。
しかし当時まだそこまで知名度の高くなかったリップルの保有者の中には、その作業をおこなわず、すでに停止したサービスに仮想通貨を残したまま、取り出せずにいる場合があるようです。
リップルの移動はシークレットキーを覚えていれば可能とのことでしたが、これを忘れてしまっている人も少なくないようです。
こういった、仮想通貨のウォレットの移動(マイグレーション/migration)をおこなっておらず、仮想通貨をなくしてしまったと思っている人もいるようです。
・購入した仮想通貨取引所が現在どのような状況であるかを確認する
・セキュリティレベルや、取引量、資本金等から継続性のありそうな取引所を利用する
そもそも、仮想通貨を購入できていない
現在は、金融庁が国内の仮想通貨の取引をおこなう業者に対して認可を与えていない場合は運営が困難なようになっていますが、少し前は仮想通貨の代理販売をおこなう、悪質な業者がたくさんあったそうです。
仮想通貨を購入したという数字のみを見せられはしたものの仮想通貨の保管先を知らないという場合は、本当に購入できていたのかを疑う必要があるかもしれません。
当然、実際に仮想通貨を購入できていなかった場合は、取り戻すことはとても困難になってしまいます。
・仮想通貨の保管先をしっかりと把握しておく
・保管先がわからない場合は、業者に問い合わせてみる
仮想通貨取引や仮想通貨の発行自体が終了している
資本金が十分にない仮想通貨取引所などであれば、事業を終了してしまっていることがあるようです。
また、大きな仮想通貨取引所で取引をしていたとしていても、通貨の市場規模や流通量の関係などから取引所自体から銘柄の取り扱いを終了する場合もあります。
実際、海外の大手取引所のビットレックスは一度に82銘柄もの仮想通貨の取り扱いを終了することを検討していたこともあります。さらに、あらたに始まる仮想通貨の中には、仮想通貨自体のプロジェクトが終了し仮想通貨の利用価値がなくなってしまうことも珍しくありません。
仮想通貨の取引所の発表する情報や、発行元の情報には常に注意をしている必要があります。
仮想通貨が戻ってくる可能性と対処法

仮想通貨を、復旧することができる可能性はゼロではないようです。さまざまな仮想通貨がなくなってしまうケースを紹介しましたが、なくしてしまった仮想通貨を取り戻すことができる場合もあるようです。
パスワードを忘れてしまったなどという場合は、一度取引所など購入した業者へ問い合わせをしてみるといいようです。しかし、原因がはっきりせず対処法もわからない場合は、仮想通貨の復旧をおこなっている業者も存在するようなのでご紹介します。
仮想通貨の救済チーム CCR
CCRは国内で取り出せなくなってしまった仮想通貨の復旧をおこなっている企業です。
リップル、ライトコイン、エイダ、ビットコインキャッシュの4銘柄を対象にして、仮想通貨が取り出せなくなってしまった場合の復旧サービスをおこなっているそうです。
報酬形態は仮想通貨の復旧が完了した場合の成果報酬で、復旧した仮想通貨の中から支払う形態のようです。
実際に仮想通貨を復旧するためには原因を把握することは当然ですが、時には海外サイトなどで英語を読む必要があったり、デバイス内のパスを探したり面倒なこともあるようです。
自分では、時間的にも難しいなと考える人は、仮想通貨の復旧をおこなっている業者に問い合わせをしてみることもいいかもしれません。
仮想通貨をなくさないために

仮想通貨が取り出せなくなってしまうことのもっとも大きな原因は、保管方法と保管場所を把握していないことから来ることが多いようです。
投資経験がほとんどなく、仮想通貨の投資が初めてだという人であれば、取引所で購入した仮想通貨をそのまま寝かせておいて、しばらく経ってからの価格の上昇を期待するという投資スタイルをとっている方も多いと思います。
一見、安全そうに見える仮想通貨取引所ですが、自身の資産がどこでどのように管理されているかを知らないことは大きなリスクを伴うことも事実です。大きい額を投資する方は、セキュリティレベルを高めるためにハードウォレットなどでの管理をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
仮想通貨は、現在法整備などもしっかりと整っているとは言い難く、投資家を守ってくれる法律なども殆どありません。
仮想通貨投機は多くのチャンスがあることは確かですが、その分リスクがあることも忘れてはいけません。利益を出すことも、損失を出すことも、資産をしっかりと守ることも自己責任であることを忘れずにいることが大切なようですね。

finte編集部

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