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Fintech協会の設立により前進していく日本のフィンテック市場 | finte [フィンテ]

 
こんにちは!finte編集部です。
 
金融とテクノロジーをかけ合わせた造語であるFintech(フィンテック)という言葉を知っていますか。フィンテックは金融の煩雑さ難しさをテクノロジーによって解決をしていこうという考え方です。今回はそんな、フィンテックを推進するFintech協会について紹介します。
 

Fintech協会とは

 
例えば車の自動運転が実現するためには、車の自動運転の技術の進歩だけではなく、交通規則の改正、運転者の免許制度の再検討、国際免許制度など非常に広範囲な分野で関係者との、調整・協力が必要となると思います。
 
フィンテックの事業分野では、今まさに決済や通貨、経理、会計などさまざまな分野で次々新しいサービスが生まれています。
これらの既におこなわれている、またこれから開発されていくフィンテックサービスなどが健全に発展していくためには、自動運転と同様に技術の進歩だけでは限界があるといわれています。
 
そのため各方面と幅広い協力体制を構築して、日本のフィンテック市場の活性化と健全な発展を図り、世界の金融業界での日本のプレゼンスを向上させる目的で、一般社団法人Fintech協会が2015年9月24日設立されたそうです。
 
目的達成のためには国内外の関連団体、関係省庁等との情報交換や連携・協力のための活動を通じて、開かれた場で公平な競争環境のもとフィンテックのイノベーションをさらに促進させていく必要があり、次のような活動を行っていきます。

  • 国内外の関係諸団体との情報交換や連携・協力のための活動(Fintech Meetup)
  • ビジネス機会創出のための各種活動
  • 関係省庁や関係団体との連携・意見交換(ガイドラインの作成等)
  • Fintech(金融×IT)に関わる調査研究および情報発信
  • その他目的を達成するために必要な活動

 

日本のフィンテックを支えるフィンテック協会設立の経緯

 
 
世界中にスマホが普及したことにより多くのフィンテック企業が輩出してきました。アメリカではオンライン販売サイトに対する決済システムを提供するストライプ、大学での成績をデータで分析して好条件を提示する学生ローンのソフィ、人と人のお金の貸し借りを結ぶP2Pのレンディングクラブ、プロスパーなどユニークなフィンテック関連の会社が上場しています。さらにこれらに続く多くのユニコーン企業(上場すれば10億ドル以上の市場規模になる有力ベンチャー企業)が控えているそうです。
 

関連記事|フィンテック注目のグローバル企業まとめ|サービス紹介
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中国ではスマホを利用した決済を利用した自動販売機やレンタルサイクルなどの新サービスが広がって急速にフィンテック市場が広がり、多くのベンチャー企業が育っています。

関連記事|中国、発達するフィンテック先進国事情とは?
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日本でも徐々にフィンテック市場が広がりを見せていましたが、2014年10月から始まったフィンテック関連企業の集まったFintech Meet upの中でフィンテック市場のイノベーション基盤の整備の必要が強く意識されました。この動きの中で2015年10月1日フィンテック業界をリードするスタートアップ企業20社が力を合わせてFintech協会が設立されました。
 
従来からの議論の過程で、財務省、金融庁、経済産業省などとの連携を取りながら、国内外の関連企業、関連業界と連携・協力して、フィンテックビジネスを培う環境整備づくりをし、グローバルな競争力向上に貢献する方針でスタートすることになりました。
 

参画メンバーはこちらhttps://www.fintechjapan.org/members

 
 

フィンテック協会の活動

 

1. Fintech Meetupの開催

2017年4月6日東京五反田のfreee本社で、Fintech Meetupを開催しました。
シリコンバレーの文化:革新的なエコシステムを構築する方法~イノベーティブな環境を作るために重要なことは何か」というテーマで、シリコンバレーの最新情報を知るゲストを中心に討論会をおこないました。
シリコンバレーで起業するときの環境と比較しながら

  • いかに効率的にイノベーションを起こすか
  • イノベーティブな環境を作るためにはどうしたらいいか
  • 日本での起業が世界的に成功するためには何が必要か

というテーマで意見を交換しました。
 
 

2. Fintechべンチャーとのワークショップ開催

2017年3月28日東京港区南麻布のノルウェー王国大使館で、フィンテックベンチャーとのワークショップを開催しました。ノルウェーはキャッシュレス社会の先頭を走っている国で、フィンテック企業の数も飛躍的に増えています。今回のイベントを通じてノルウェー、欧州の金融事情に触れ、ノルウェー企業との交流を推進することによりビジネス機会を創出する目的で開催しました。ノルウェー側からフィンテック事情の説明があった後、ノルウェー4社よりフィンテックビジネスの説明があり、活発な質疑応答がおこなわれました。
 
 

3. Fintech Japan 2016 の開催

2016年12月1日、2日に東京ベルサール渋谷ファーストで、国内外の起業家や有識者が一堂に会し2日間にわたって開催されました。
日本と世界がフィンテックエコシステムを成長させるため、それぞれの役割、課題、方向性についてディスカッションやコラボレーションを通じて促進することを目的に開催されました。
1日目は各業界の代表者がパネリストとして出席し、パネルディスカッションが行われました。2日目は「日本はフィンテックのハブとなれるか」という大前研一氏のインタビューの後、各パネリストによるパネルディスカッションがおこなわれました。
 
 

4. 第5回APIセキュリティ分科会開催

2017年2月23日東京丸の内パークビルディングスで、会員向けに「銀行のオープンAPIの仕様に対するFintech企業の要望」というテーマで開催されました。
 
 

5. 第1回保険分科会開催

2017年2月21日東京丸の内パークビルディングで、会員向けに「保険領域におけるフィンテック海外のトレンド」という内容で行われました。特にこの保険分野のフィンテックであるインステックについては重点的にフォローしていく必要があると考えられます。
 
 

まとめ

 

個々のフィンテック企業にとって、以前は独自に情報を集めて個別に対応策を検討していく以外に方法がありませんでしたが、Fintech協会の設立により情報収集が組織的により広範囲に行えるようになり、共通の問題に対する解決策も共同で考える体制が整いました。また行政側から見てもフィンテックに関する情報が入りやすくなり、政策の立案、方針の策定がよりやりやすい状態になってきました。
 
銀行、保険会社など多くの関連業界にとっても速やかに情報が入り、相互に情報交換をやりやすくなりました。Fintech協会では、定期的にFintech Meetupの開催、テーマごとの分科会を開催し、財務省、金融庁など関係省庁との連絡を緊密にとってガイドラインの作成に協力するなどしてフィンテックの推進をおこなっています。
 

Fintech協会の設立により日本でのフィンテック推進の基盤が整ったけれども、起業するための環境整備や失敗しても再チャレンジできる風土づくり、消費者の意見をくみ上げていくことなど多くの課題も残っています。
 
 


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finte編集部

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