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フィンテックと銀行の関係を恐竜の歴史に例えてみた|天才ビル・ゲイツに捧ぐ | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部です。
 
ビル・ゲイツは1994年、今から24年も前に「銀行機能は必要だが、それは必ずしも銀行でなくてもよい」と銀行を『恐竜』に例えて滅びる可能性のあるものであると言ったそうです。現在、その言葉が示す通り、何百年にもわたって存在し、金融サービス業界の中心にいた銀行が、フィンテックの登場により、変化が求められています。フィンテックと銀行の関係や与える影響を恐竜の歴史にたとえて説明します。
 

フィンテックと銀行の関係を恐竜の歴史に例えて説明してみた

フィンテックとは分かりにくくて、使いづらい金融に関するあれこれをテクノロジーによって簡単に、わかりやすく、使いやすくするという考え方やサービスです。すでに様々なサービスが生まれており、海外ではお金を貯める(貯金・預金)使う(決済)借りる(融資)増やす(投資)という金融に関することは銀行ではなく、アプリやインターネットのサービスを提供する企業がおこなうようになってきているのです。
 
そんなフィンテックと銀行の関係をビル・ゲイツの言葉を借りて、無理やり恐竜の歴史に例えて説明します。
 
 

1,990’s|恐竜(銀行)の繁栄

フィンテックが大きく発展したのはアメリカでした。フィンテックが発展するまでビル・ゲイツが例え話として出した『恐竜』のように銀行が大きな力と存在感を持っていたそうです。銀行は1990年代からインターネットを利用したオンライン・バンキングを始め、24時間どこからでもパソコンからアクセスして入出金をしたり、口座を開設したり、口座を管理するなどさまざまなサービスを提供するようになりました。
 
 

1,990’s|影響力のすくなかったフィンテックベンチャー企業

一番の影響力を持っていた銀行はオンライン・バンキングなどの成功も受けて、一人勝ちになった市場の上でぬくぬくと暮らしていました。金融規制は複雑で縛られていたことも「さらに便利に、さらに安く」という考えを銀行が突き詰めていくことを怠っていたそうです。最も影響力を持っていた銀行にとって、そんなことをすることはあまり重要ではありませんでした。
 
それに目をつけていたのがシリコンバレーのフィンテックベンチャー企業です。当時、恐竜が支配する時代の私達、哺乳類の先祖の『ねずみ』のように影響力は小さいものでしたが、しっかりと次の時代を見据えてノンバンクのオンラインでの支払い(決済)の基盤を作っていました。
 
 

2,007’s~|環境を激変させる隕石の衝突、世界金融危機

金融業界で盤石だった銀行にも変化が訪れたのが2007年に始まった世界金融危機だそうです。リーマンショックで決定的に広がった世界金融危機は、それまでの環境を大きく変えた隕石の衝突にも等しい出来事だったそうです。不況になる中、守りに入り企業や消費者への貸し渋りなどをおこなった銀行をはじめとする金融機関に対して、利用者の不信感が強まり、溶岩のように不満が吹き出しました。
 

2,007’s|厳しい冬の環境に適応したフィンテックベンチャー企業

ここで、いままでそこまで大きな影響力を持っていなかったフィンテックベンチャー企業に大きなチャンスが訪れたそうです。生まれた時からインターネットに慣れ親しんで育った若い世代「ミレニアル世代」は少々不便で、いままでの実績がある銀行よりも、歴史は浅くても便利なフィンテックベンチャー企業のサービスを抵抗なく利用したそうです。
 
金融危機による銀行への不満は若者を中心とした銀行離れにつながりました。これにより、今まで生きやすい温暖な環境で暮らしていた『恐竜』だった銀行にとって冬が来たように厳しい状況が訪れました。
 
 

時代の交代?力を付けるフィンテック企業

2,007’s|成長を重ね、ねずみは大型獣に。力を増すフィンテックベンチャー

フィンテックベンジャー企業は、スマートフォンやネットに抵抗が特にない若い世代が増えているという、世の中の環境に上手く適応し、従来銀行の窓口やATMでおこなわれていた決済(支払い)だけではなく、銀行のコアビジネスでもある資産運用(投資)・融資(お金を借りる)・保険などの分野でもオンラインサービスを提供し始め、その影響力を大きくしました。
 

2,015’s~|独占していた餌場を奪われる恐竜

お金に関するサービスは従来銀行が利用者と直接対面することで提供されているものでした。銀行のATM普及により既に、入出金などの窓口業務は大幅に減っていますが、今後ますますフィンテックが普及すれば、銀行は提案の場だった顧客との接点を奪われて店舗などは不要になっていくことも考えられます。組織が大きいが故にコストがかかってしまう銀行は環境の変化に適応できず恐竜のようにいずれ絶滅してしまうと、海外では言われることもあるほどです。
 
 

2,015’s~|環境に適応し、進化するフィンテックベンチャー企業

2015年の世界におけるフィンテックへの投資額は前年費56%増で、フィンテック企業にとっては食べ物が沢山ある環境になっており、急激に成長しています。フィンテックのサービスは、お金を貯める(預金)、増やす(投資)、借りる(融資)、払う(決済・送金)といった分野ごとに特化されたサービスとして発展しています。そのビジネスモデルは、よりユーザーにとって使いやすいようにと追求されており、確実に利用者の生活の中に入り込んでいます。
 
なかには企業価値が10億ドル(約1200億円)を突破するほどの規模のフィンテックベンチャー企業も誕生しています。このような企業はめったに姿をみせないという意味合いを込め、伝説の生き物である「ユニコーン(一角獣)」だと言われています。盤石だと思われていた、銀行の力をフィンテックの力により大きく変化しています、このような状況をフィンテック革命と呼ぶ人もいます。
 
お金が世の中のあらゆる活動の燃料の役割を果たしている限り、銀行の「機能」はなくなりません。フィンテックか残るのか銀行か残るかという議論もありますが、どちらかが勝つというものではなく、フィンテックと銀行の境界がぼやけて行くという意見が大半のようです。
 
 

現在(2,017’s)|恐竜のこれから

無数のスタートアップ会社が続々と生まれてる状況ではありますが、今のところはまだ銀行の力は大きく中心業務である融資投資預金においてはまだ市場で優位に立っているそうです。しかしながら、おおいに脅威となっているフィンテック企業の登場による銀行側の対策としては、フィンテックのベンチャーの起業支援サービスや、フィンテックサービス提供を始めた銀行が最近増えているようです。
 

日本においても、海外でもリーマンショックの2009年以降、フィンテック企業への投資を大幅に増やしており、自社にフィンテックのような新しいソリューションを開発する研究所を設けている銀行も出てきています。投資が成り立つ理由としてフィンテック企業側にとっては、当然のことながら資金以外にも銀行の持つブランド力や支店のネットワーク、法規制への経験と実績の利用することが成長に有利に働くからです。。
 
銀行側は、フィンテック企業が開発する新しいテクノロジーを取り入れたり、利用者が求めるものを追求していくというスタンスを吸収できるというメリットがあります。
 
滅ぼされるかもしれないと言われていた『恐竜』は、新しく生態系の中に登場し影響力を持ち始めた勢力を時には育み、時には協力して、自分たちの持たない環境に適応するための新しい武器を見つけようとしているのです。今後はフィンテックと銀行といった区別がなくなっていくことも考えられます。
 
 

さいごに

 
フィンテックの登場により、長らく続いていた『恐竜』である銀行による決済、融資、投資、資産運用、預金などサービスは利用者がより快適な利用をするためには変わらざるを得ません。銀行側も、金融サービスにフィンテックが生み出している新しい手法を取り入れ、フィンテックと提携・協力しながら、デジタル化やAI化といった時代の流れに対応し始めました。
 
銀行が今のままであり続けることは殆ど考えられません、フィンテックは銀行の機能の一部という位置づけになっていくことも考えられます。サービスの提供元や提供する形はどうあれ、様々な変化を繰り返し『銀行機能』が私達利用者にとって、より便利に使える流れになることは、間違いないと言われています。

 


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佐野 祥貴

佐野 祥貴

新卒で入社した企業の出資先であるベンチャー企業に入社1ヶ月で出向、事業の立ち上げ、Web広告の営業、広報活動などを経て、finte編集部にて活動。全くの初心者にも知見のある方にも、わかりやすく、おもしろいフィンテックとの出会いをWebを通じて届けることができればと考えています。

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