ビットコインの作り手『中本哲史(ナカモトサトシ)』その正体は。。

こんにちは!finte編集部です。
 
FinTech(フィンテック)という言葉は、2015年から徐々に注目され多くのニュースに取り上げられています。今回はフィンテックの代名詞とも呼べるビットコインについて、最大の謎とされている話題を紹介します。ビットコインというと、難しそうですが都市伝説が好きな人には胸が躍る内容だと思いますよ! 
 

ナカモトサトシ、誰も知らないビットコインの父

 

ナカモトサトシ」この名前を聞いたことはあるでしょうか。彼の名前は多くのフィンテック業界のプレイヤーや投資家達の関心と謎を呼ぶそうです。ナカモトサトシ(中本 哲史)はフィンテックの代名詞とも言われる仮想通貨(暗号通貨)ビットコインの創始者であり、ビットコインを支えるアイデア「ブロックチェーン」の発案者、そしてビットコインを最も多く所持している人物の名前です。
 
ビットコインは画期的な仮想通貨(暗号通貨)です。それを支えるシステムであるブロックチェーンのアイデアは仮想通貨の枠を超え、さまざまな領域に展開できる可能性から多くの注目を集めています。ナカモトサトシ氏が注目される理由は、それらを開発した功績はもちろんですが、なにより彼の正体が全くの不明な点にあります。
 
顔や年齢、性別、国籍そして「ナカモトサトシ」が本名か、そもそも個人名なのか組織の名前なのか、全く謎の人物なのです。2017年4月現在でも、ナカモトサトシを特定するためのさまざまな説がありますが、本人以外、ナカモトサトシが何者か知っている人はいないと言われています。
 

中本 哲史[注釈 1](なかもと さとし、英文表記:Satoshi Nakamoto)は、ビットコインプロトコルと、そのリファレンス実装であるBitcoin Core (Bitcoin-Qt) を作ったことで知られる人物の称する氏名。本名かどうかも含め、当該人物の正体は不明。(中略)中本は約100万BTCを所有していると推測されこれは2013年12月時点の相場で11億USドルに相当する額である[9]

 
 

創造主、ナカモトサトシの足跡

 

2008年11月、ある論文が発表されました。その論文には、ブロックチェーンのアイデアと新しい仮想通貨ビットコインの構想が書かれていました。その論文に記載されていたプロフィールには中本哲史(ナカモトサトシ)37歳 日系人男性と記されていたそうです。
 
論文を発表後ナカモトサトシはビットコインの最初のシステムを2009年にリリースし、メーリングリストを通してビットコインに興味を持った開発者達と一緒にビットコインのプロジェクトを作りあげ、共にビットコインのソフトウェアの微調整やリリースに貢献したそうです。
 

しかしこの頃、彼は次第にソフトウェアの管理などを他のメンバーに任せるようになり、やがてプロジェクト管理までをも他のメンバーに引き渡しました。また同じ時期、サービスの元となるドメインの管理をビットコインのコミュニティ内のメンバーに引き渡し、徐々にプロジェクトから離れていきました。
 
ナカモトサトシは2010年末にかけて徐々に姿を消していく前まで、チームの誰一人にもプライベートな情報を話すことはなく2011年の春、プロジェクト参加者に「別のことをやっているんだ」という言葉を漏らし、ネット上から姿を消したそうです。

 
ビットコインのシステムはリリースされた2009年1月からすべての取引が記録されており8年が経過した2017年現在、未だに破壊されたことがありません。日本では、2014年に「マウントゴックス」というビットコインの取引所が破綻してしまったこともあり、信用は墜落しましたがビットコイン自体の堅牢性は証明されつつあり、世界での通貨としての価値も認められ需要が高まってきているそうです。

 
 

※こちらから、ビットコインの論文の日本語の原論文を読むことができますので興味のある方はご覧ください。

 

ナカモトサトシと過去に予想された人物まとめ

 
2010年に彼が姿を消してから、さまざまなメディアがいろんな人をナカモトサトシなのではないかと予想してきました。数学者、エンジニア、投資家、大学教授、NSA(アメリカ国家安全保障局)職員・・・説はさまざまありますが、2017年現在も依然として彼を特定するまでには至っていない状況です。
 
こちらからは、過去にナカモトサトシではないかと推測されていた候補者を何人かご紹介します。
 

京都大学数理解析研究所 
望月新一 教授

 
望月教授は2012年8月、数学上重要な「ABC予想」を証明する論文をネット上に公開し、世界中から大きな注目を浴びました。ネットを使って論文を発表するというスタイルがナカモトサトシと似ている、日本人であるというところなどから、望月教授がナカモトサトシだとされる予想が出たそうですが。望月教授本人は否定しています。
 

仮想通貨Bitcoinの発明者ついに明らかに?京大の数学者・望月新一氏と主張 ―テッドネルソン氏|Technity

 
 

米ジョージワシントン大学
ニック・サボ 教授

 
1998年から数年間をかけて、ビットコインのように中央銀行に制約されないデジタル通貨のメカニズム開発を手がけ、後に「ビットゴールド」と呼ばれるシステムを構築した教授です。最終的にビットコインにつながったのではないかと言われているシステムを作ったニック氏こそがナカモトサトシだという推測がなされました。
 
文章の書き方や言葉の言い回しが、ナカモトサトシのそれと似ていることも理由の一つとして挙げられています。また、ビットコインが発表される数か月前に、サボ教授がビットゴールドの共同研究者を探していたそうです。ビットコインに似た仮想通貨であるにもかかわらず、ナカモト氏の論文にサボ教授の研究が触れられていないのは不自然であり、逆に本人なのではないかと推測されています。サボ氏はこの推測についてコメントを出していないそうです。
 

 
 
 

日系アメリカ人
ドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモト 氏


「Bitcoinのナカモトサトシ」と名指しされたドリアン・ナカモトが対マスコミ訴訟の費用をネットで募集中|Gigazine.net
 
同姓同名であること、IT企業に務めていた経験があることなどから、ナカモトサトシと名指しされました。この報道がきっかけでナカモトサトシ本人と確信した記者達が家にまで押しかけるという騒ぎになりました。しかし、ドリアン氏はビットコインなど聞いたこともなく、記者の騒ぎで存在を知ったと、完全に否定しました。
 
事実、ビットコイン開発者のナカモトサトシもネット上で「私はドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモトではない」とメッセージを残しています。この騒動は行き過ぎた取材に対してドリアン氏が裁判を起こすという事態にまで発展しましたが、ビットコインコミュニティから時価2万ドル(約210万円)以上のビットコインが寄付されるという予想外の展開となり、のちに感謝の意を動画で伝えています。
 

 
 

オーストラリア人投資家 
クレイグ・スティーブン・ライト 氏


All-Star Panel: Ed Moy, Joseph VaughnPerling, Trace Mayer, Nick Szabo, Dr. Craig Wright
 
 

クレイグ・スティーブン・ライト氏は自らが、ナカモトサトシだと発表しました。そして開発者でしか持ち得ないはずのビットコイン開発における初期の段階で作成された暗号鍵を使って、メッセージにデジタル署名をする実演をおこないました。ビットコイン財団の重要人物もライト氏がナカモトサトシで間違いないと発言しており、ほぼ確実にライト氏がナカモトだと言われていました。
 
しかし、長い間沈黙を守ってきたナカモトサトシが発表をおこなったことに関して、ライト氏の告白内容に疑問の声があがりはじめたそうです。「実演をおこなった暗号鍵も本当は偽物なのではないか」という疑問がネットで飛び交う事態となります。それを受け、一度は自分がビットコインの開発者であるということを認めたライト氏でしたが、サイトで「I’m Sorry」と記してそれからの一切のメディアなどの露出を拒否するようになりました。
 

 

私は自分にはそれができると考えていました。何年もの間、名前を伏せ、隠れてきたことから決別できると考えていました。しかし、今週の出来事が起こり、最も初期の段階で使われていた「鍵」へのアクセスを証明する内容を公開する準備を進めていたときに、私は敗れました。私にはその勇気はありません。無理です。
 
噂が広まり始めた頃から、私の能力や人格は攻撃にさらされてきました。根拠のない攻撃が次から次へと浴びせられました。そして私はそれに対処するほどの強さを持っていないことを知らされました。
 
私のこの弱さは、私を支えてきてくれた人、特にジョン・マトニス氏やギャビン・アンダーセン氏にも大きな悪影響を与えることになると思っています。私にできることはただ、彼らの名誉と信用が私の行動によって取り返しがつかないまでに傷つけられないことを望むばかりです。彼らはだまされたわけではありません。
 
しかし、世界の人はそれを信じることはないでしょう。私には、I’m sorryと言うことしかできません。そしてさようなら。


「私がBitcoin発明者」と告白した起業家が誹謗中傷を受けブログで謝罪、説明は一切しない方針に転換|
gigazine

 
 

依然、真実はわからないまま

 
今回紹介した、4名以外にも非常に多くの人がナカモトサトシであると予測されていますが、そのなかでもクレイグ・スティーブン・ライト氏は実際にナカモトサトシでないと持ち得ないほどの多額のビットコインを所持しているそうです。そこから、今でも彼がナカモトサトシである可能性は高いと思われています。
 
しかし、確証を得るまでには至っていないそうです。
 

さいごに

 
昨年2016年12月22日には過去最高額の140億ドルに達したビットコインですが、これは日本円に直すと1.6兆円になります。これほどの価値を生み出しながらも表舞台に顔を出さない「ナカモトサトシ」。その魅力は彼が生み出したビットコインの価値が高まるにつれ、さらに高まることになると思います。
 
これからもさまざまな憶測がなされる思いますが、この顔のない天才の正体がわかる日は来るのでしょうか。新しい情報がはいりましたら、また記事とさせて頂きますのでよろしくお願いします!
 


The following two tabs change content below.

finte編集部

finte編集部です。 皆様のお役にたてるようなFinTechに関わる最新ニュース、コラムを配信して参ります。よろしくお願いします。