NEM/XEM(ネム)|コインチェックから流出した仮想通貨とは?

 

国内最大の仮想通貨取引所であるコインチェック社が2018年1月末仮想通貨を何者かに不正に引き出されたとして、取引を中止しました。
 
狙われた仮想通貨は、日本でも人気がありファンの多い仮想通貨NEM/XEM(ネム)でした。
 
多くの報道では、仮想通貨取引所であるコインチェックのセキュリティに対する意識の低さが批判されていましたが、盗まれた仮想通貨NEM/XEM(ネム)自体に問題はあるのでしょうか。
 
2017年度ではコインチェックが取り扱う13の銘柄の中でもっとも高い価格の成長率を誇り、日本では特に根強いファンも多い、NEM/XEM(ネム) についてのご紹介です。
 
 
 

NEM/XEM(ネム)_2017年12月時点
 
通貨単位  :XEM
時価総額順位:第9位
時価総額  :約5,608億円
発行量   :8,999,999,999 XEM
取引価格  :1XEM=60円前後
公開時期  :2015年3月
開発者   :Utopianfuture
参照:CryptoCurrency Market Capitalizations
 

(時価総額順位・時価総額・取引価格など 2017年12月時点)

 
 

目次

 
 

<ステップ1> NEM/XEMを知る

NEMの名前の由来は?

NEM はもともと New Economy Movement(新しい経済運動)の略称であったようです。
 
金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標としてはじまった仮想通貨(暗号通貨)のプロジェクトです。
 

NEM(ネム)とXEM(ゼム)の表記の違いは?

NEM(ネム) は、新しい経済をブロックチェーン上の暗号通貨で実行するプロジェクトの名前です。
 
XEM(ゼム) は、ブロックチェーン・ネム(NEM)のプロトコルを使用して動いている仮想通貨の貨幣の名前です。
 

現在の発行枚数は?

現在の発行枚数は 8,999,999,999XEM です。
 
これはすでにそれぞれの投資家たちに均等に分けられており、新規発行はありません
 
NEM/XEM(ネム)は、「マイニング(採掘)」ではなく、後述する「 ハーベスティング(収穫) 」によってNEM/XEM(ネム)を獲得します。
 

ハーベスティング(収穫)とは?

ビットコインなど多くの仮想通貨でおこなわれる マイニング(採掘) とは、簡単に説明すると、仮想通貨に利用されるブロックチェーンの取引情報が正しいかを確認する作業をおこない、その報酬としてビットコインを手に入れる行為のことを言います。
 
一方、ハーベスティング(収穫) とは、簡単に説明すると、NEMの利用者が取引をする際に手数料を払っており、その手数料をある一定の要件を満たしNEMのネットワークに参加(取引)している人に分配される仕組みのことを言います。
 
ハーベスティング(収穫)に参加する一定の要件とは、10,000XEM 以上を保持していることです。その他の要件はありません。
 
誰にいくら報酬が発生するのかというのは、各ユーザーの POI(Proof of Impotance) で決められると言われています。※POIは後述します。
 
単純にXEMを多く保有していれば多くの報酬を得ることができるというわけではなく、どれだけ取引をしているかなどの利用頻度も考慮されているようです。
 
要するに、NEMのネットワークに積極的に参加しているユーザーが利益を得られる仕組み になっています。
 

POIってなに?

POI とは、Proof of Impotanceの略で、日本語に訳すと、 重要性の証明 です。
 
これは、NEMのブロックチェーンで使用されているアルゴリズムのことです。
 
①ウォレット内の残高
②トランザクション(入出金取引)の頻度
 
この2点から総合的に判断されてスコアリング化され、誰にでも平等に受け取ることができるようになります。
 
そのため、資金力がある人たちだけが所有できるような富の配分が起こらないような仕組み と言えます。
 

ハーベスティング(収穫)を始めるには?

マイニング(採掘)をおこなうには、パソコンを利用して数学的な計算を繰り返し特定の条件を満たす解を見つける必要があるため、多くの高性能なハードウェアと多額の電気代が必要です。
 
そのため、中国やなどの資金力がある企業が、企業レベルの投資をし、マイニングするための設備(高性能なコンピューターとそれを保管・冷却しておく倉庫)をもってしておこなっています。
 
一方、ハーベスティング(収穫)は、以下の方法でおこなうことができます。
 

1. NANOWalletをインストールし、アカウントを作成。
※Internet Explorerではできません。
※NEMとmijinとの両方で使用できるオープンソースとして公開されたマルチプラットフォームのウォレットアプリケーションです。
 
2. 10,000XEM以上をウォレットに移行する。

 

パソコンの電源を落とした状態でもハーベスティング(収穫)が可能?

NEM/XEM(ネム)のハーベスティング(収穫)は、大きく分けて2つの方法があります。
 
ローカルハーベスティング
デリケートハーベスティング
 
①はパソコンの電源をつけたままおこなう方法です。
②はパソコンの電源を落とした状態でもおこなえる方法です。
 
②のデリケートハーベスティングという方法は、自分のパソコンではなく、スーパーノードと呼ばれるものにハーベスティング(収穫)の作業を任せる方法のことを言います。
 

スーパーノードでハーベスティング(収穫)をおこなうには?

スーパーノード とは、ネムのネットワークの中核を担うもののことです。
 
このスーパーノードは、応答性能、ブロックチェーンの維持、秒間2000回のハッシュ可能、常時接続などのシステムを備えており、NEM/XEM(ネム)には欠かせない存在です。
 
デリケートハーベスティング(パソコンの電源を落とした状態でもおこなえる)の方法で、このスーパーノードに作業を任せるには、以下の厳しい要件をクリアする必要があります。
 
・3,000,000XEM以上保有していること
・1日に4回行われる性能検査にクリアすること
 
この厳しい要件をクリアし、ハーベスティングすることで、ローカルハーベスティングでおこなうよりも高い報酬を得ることが可能です。
 

大型のアップデート?カタパルトとは?

NEM/XEM(ネム)の将来性は上々と言われています。その大きな要因として Catapult(カタパルト) が挙げられます。
 
このCatapult(カタパルト)とは、今後控えられていると言われている大型のアップデートのことです。
 
Catapult(カタパルト)によって、情報処理速度が格段に向上することで、汎用性が高まり、価格向上に繋がるのではと期待されています。
 

大企業も注目のブロックチェーン技術?日本発のmijinとは?

NEM/XEM(ネム)の将来性を語る上で、欠かせないのが、mijin というブロックチェーンの技術です。
 
この技術は、国内最大級の仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社が、NEMを開発したチームを誘致して開発された、テックビューロ社オリジナルのプライベートブロックチェーンです。
 


 

この技術は、ビットコインのブロックチェーン技術をベースに、スピードや安全性、コストダウンを目指し開発されたもので、一般開放もしています。
 
そのため、多くの企業が注目をし導入をしています。導入の申込企業は既に 403 社を超えています。
 

導入企業例
 
NTTデータジェトロニクス株式会社
株式会社オウケイウェイヴ
関西テレビ放送
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
日本電気株式会社
株式会社野村総合研究所
株式会社日立ソリューションズ
freee株式会社
株式会社マネーフォワード
山形大学
 
参考:mijinクラウドチェーンβ|mijin

 
今後も導入企業が増えていくことが予想されます。
 

あのICOでも使われる?テックビューロ社の技術とは?

企業がICOをおこないやすいようにと発足された COMSA ですが、ここではビットコインとイーサリアムに併せてNEM/XEM(ネム)のブロックチェーンの技術が利用されています。
 
COMSAの運営は、実は上記で紹介したテックビューロ社がおこなっています。
 
COMSAによって、テックビューロ社が発展することにより、結果的にNEM/XEM(ネム)の価格へも良い影響が出てくることも考えられます。
 

NEMの国際的な組織|NEM.io財団

NEMは、2016年12月にシンガポールで保証有限責任会社であるNEM.io Foundation Ltd(NEM財団)を設立しました。
 
この組織を中心に各国や地域に拠点を展開していくことにしたようです。
 
拠点の構成員は、集まってコミュニティを組織するだけでなく、ビジネスや学問的研究、地域の政府などに携わり、その地域での教育的イベントやワークショップを開催していく ようです。
 
テックビューロ社のCEOの朝山氏も2017年6月に理事に就任しました。
 

根強いファンが多い?NEM(ネム)を支えるファン

nem bar|NEM/XEM(ネム)に魅了された人々が集まるBAR

東京都渋谷に2017年12月7日にオープンしたnem barというバーがあります。
 
ここには、NEM/XEM(ネム)に魅了された人々が集まります。料金の支払いはもちろんNEM/XEM(ネム)で決済をし、店内にはNEM/XEM(ネム)のオリジナルグッズなど販売もあります。
 

各地でおこなわれる交流会など

 

 

<ステップ2> NEM/XEM(ネム)に投資する

Coincheck 12月21日時点

 
NEM/XEM(ネム)について、仮想通貨の持つ可能性や将来性をご紹介しました。
 
<ステップ2>では、「NEM/XEM(ネム)に投資をおこなうなら」という視点から、NEM/XEM(ネム)の購入方法や、直近の価格変動についてご説明します。
 

NEM/XEM(ネム)の価格変動 2017

 
NEM/XEM(ネム)は2017年、国内の仮想通貨取引所のCoincheckが取り扱う仮想通貨13銘柄の中で最も価格変動が大きかった仮想通貨です 。(12月22日時点)
 
成長率は凄まじく、ここ数ヶ月で何倍にも価格が高騰しています。
 
仮想通貨の代名詞でもあるビットコインは年末にかけて200万円にまで価格が高騰し、多くのメディアなどから注目を集めました。一連の報道で仮想通貨に関して興味を持った人も多いのではないでしょうか。
 
多くの注目を集めるビットコインの1年間での価格の成長率が約16倍であることに対して、NEM/XEM(ネム)の価格の成長率は約190倍 と桁が違うほどの成長率で、NEM/XEM(ネム)に投資をおこなっていた人は多くの利益を手にしたのではないかと言われています。
 

Coincheck取扱い銘柄13の1年での成長率

 
 
 

NEM/XEM(ネム)を購入し、投資をはじめる

国内での取引所特徴

 
投資対象としての注目が集まるNEM/XEM(ネム)ですが、どの取引所で購入することができるのでしょうか。
 
国内でNEM/XEM(ネム)を購入するのであれば、coincheck(コインチェック)もしくは、Zaif(ザイフ)が取扱いをしています。
 
仮想通貨取引所では、基本的に仮想通貨取引所からコインを購入する『購入所の機能』と、コインを売りたい人と買いたい人をマッチングする『取引所の機能』を利用することができます。
 
coincheck(コインチェック)はビットコイン以外は『取引所の機能』を利用することができないために、coincheck(コインチェック)からNEM/XEM(ネム)を購入すると比較的割高になってしまうようです。(coincheckで『取引所の機能』を利用できるのはPCブラウザからのみ)
 
Zaif(ザイフ)では、『取引所の機能』を利用して、自分がほしい金額に値段を指定してNEM/XEM(ネム)を購入する(指値注文)ができるため、Zaif(ザイフ)が国内では最もやすくNEM/XEM(ネム)を購入できる取引所になっています。

 
 

取引所一覧

取引所名:Zaif
【手数料】無料
【アカウント開設に必要なもの】メールアドレス、本人確認書類
【購入にかかる時間】数分〜2日
【営業時間】平日10時〜17時半(土日祝、盆期間、年末年始は除く)
 

取引所名:coincheck
【手数料】無料、一部有料あり
【アカウント開設に必要】メールアドレス、もしくはFacebookアカウントでも可能
【購入にかかる時間】最短5分
【営業時間】平日10時〜18時、土日祝除く
 
※仮想通貨NEM/XEM(ネム)の流出により取引停止:2018年2月時点
 

 
 

<ステップ3> NEM/XEM(ネム)の最新情報を知る

 

NEM(ネム)の情報収集ができるサイト

WEBサイト
 NEM(ネム)の公式サイトです。
 https://nem.io/
Twitter
 NEM(ネム)の公式twitterアカウントです。
 https://twitter.com/NEMofficial
Facebook
 NEM(ネム)の公式facebookアカウントです。
 https://www.facebook.com/ourNEM/
reddit
 アメリカ最大級のソーシャルニュースサイトredditのNEM(ネム)のニュースです。
 https://www.reddit.com/r/nem/
 

NEM(ネム)に関する情報を多く発信しているtwitterユーザー

さいごは、仮想通貨の情報収集をする方法で1番有効であると言われているTwitterのユーザーの紹介です。
 

イケダハヤト氏

イケダハヤト氏とは
イケダハヤト氏は、2011年からはフリーランスとして高知県を中心に活動している人気プロブロガーです。現在は「まだ仮想通貨持ってないの?」という仮想通貨をはじめ、fintechサービスに関する情報をブログから広く発信しています。
 
イケダハヤト氏はネム(NEM)の他にも草コイン(知名度の低い仮想通貨)やビットコイン(BTC)の今後予想される動向などに関する記事も更新されています。
 

【イケダハヤト氏の補足情報】
Twitterフォロワー数:119K(2017年12月時点)
Twitterアカウント :@IHayato
ブログ名      :まだ仮想通貨持ってないの?
投稿に多い銘柄   :ネム(XEM)、仮想通貨全般
 

 
 

 

ポイン@仮想通貨なハイパーニート氏

 

ポイン@仮想通貨なハイパーニート氏とは
ポイン@仮想通貨なハイパーニート氏は、仮想通貨投資家であり、ビットコイン投資や仮想通貨について自身のブログで解説しているブロガーです。月間20万人に読まれてるブログ「ポインの仮想通貨ハマって(中毒って)ます!!」を運営しており、仮想通貨に「いま何が起こってる?」をわかりやす解説しています。リップル(XRP)とネム(XEM)が好きだそうです。nem barや、nemketへ行った感想なども記事化しています。
 

【ポイン@仮想通貨なハイパーニート氏の補足情報】
Twitterフォロワー数:19.1K(2017年12月時点)
Twitterアカウント :@poipoikunpoi
ブログ名      :ポインの仮想通貨ハマって(中毒って)ます!!
投稿に多い銘柄   :ネム(XEM)、リップル(XRP)
 

 
 

トレスト(平成30年版)氏

 

トレスト(平成30年版)氏とは
トレスト(平成30年版)氏とは、仮想通貨NEM推しを公言する、仮想通貨トレーダーです。テクニカル分析を得意とされていて、2009年ほどからFXトレーダーとして活動をされているようです。twitterからはネムやイーサリアムの最新情報を、ブログでは銘柄に関する深い分析からくる情報を発信しているので、仮想通貨ネムの勉強をしようと考える人にはオススメです。
 

【トレスト(平成30年版)氏の補足情報】
Twitterフォロワー数:3.1K(2018年1月時点)
Twitterアカウント :@TrendStream
ブログ名      :クリプトストリーム
投稿に多い銘柄   :ネム(XEM)、イーサリアム(ETH)
 

 
 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
 
単なる仮想通貨という域を超え、ブロックチェーンの技術発展やICOなどにも深い関わりのあるNEM/XEM(ネム)。
 
仮想通貨自体にハッキングの問題などは特にないようです。しかし、コインチェックの一件によりその価格はおおきく下落しました。NEM/XEM(ネム)の可能性を信じる人であれば、価格が低い時は買いのチャンスだと思う方もいるようですが、NEM/XEM(ネム)の特徴などをみてどう感じられたでしょう。

 
仮想通貨の価格がどうなるかは誰にも分かりません。投資は自己責任でお願いします。finteでは引き続きNEM/XEM(ネム)に関する情報を発信してまいります!
 
 

(この記事は2017年1月17日に更新しています。)


The following two tabs change content below.

finte編集部

finte編集部です。 皆様のお役にたてるようなFinTechに関わる最新ニュース、コラムを配信して参ります。よろしくお願いします。

関連記事