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Tether(テザー)|法定通貨をペッグする仮想通貨の活用法 | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部です。
 
現時点での仮想通貨の普及率などから一般的に日本ではビットコインに代表される仮想通貨(暗号通貨・アルトコインとも呼ばれる)はその価値の変動から投機手法として使用されることが多いようです。しかし、仮想通貨の中には本当に使用されることを考え作成されているものもあります。今回は、価値の変動がほとんどない仮想通貨Tether(テザー)を紹介します。
 
 

Tether(テザー)とは?どんな特徴と活用方法があるの?

 
Tether(テザー)は2015年2月25日に運用が開始された仮想通貨です。2017年7月10日時点では時価総額が約250億円で仮想通貨の中では25位に位置しています。Tetherは米ドルをはじめとする複数の法定通貨(国から発行された通貨)との間で交換レートが固定されており、仮想通貨におけるペッグ通貨の役割を果たしています。
 
ペッグ通貨とは「固定する、釘に打つ」などという意味を持つペッグの名のとおり為替の動きがある値幅に限定されているそうです。
 

特徴

Tetherは法定通貨との交換レートが固定されているため、価格の安定性を特徴とします。常に同じレートでUSドル、ユーロ、日本円などと交換できるため、法定通貨の価値をそのまま保ちつつデジタル化した通貨と言えます。しかし、デメリットもあります。Tetherには「カウンターパーティリスク」と呼ばれるデメリットがあることも特徴です。
 
カウンターパーティリスクとはTetherの発行母体であるTether Limitedが管理する法定通貨がハッキングなどの被害にあった場合に、発行されたTetherとこれに対応する法定通貨とのバランスが崩れてしまうというリスクです。これは他の暗号通貨にはないリスクであり、セキュリティの強化により対応しなければならない問題です。
 

活用方法

TetherはOmniトークンとして発行され、ビットコインのブロックチェーンに記録されるため、ビットコインと同じく安い手数料での送金が可能です。しかも、ビットコインなどの暗号通貨は実物資産による裏付けがないため価格が不安定であるのに対し、Tetherは価格の安定性を保持しつつ、ブロックチェーンのメリットを活かして少額手数料で送金することができるため、他の仮想通貨に比べて送金に利用しやすいと言えます。
 
その一方で、Tetherは相場が固定されているため、通常は値上がり益を期待することはできません。したがって、Tetherに限っては他の仮想通貨にみられるような資産運用的な側面はないと言えます。

 
 

購入可能な取引所は?

 
Tetherは以下に紹介するPoloniex(ポロニエックス)やBitfinex(ビットフィネックス)など複数の取引所で取引することができます。Tetherでの入出金だけでなく、ビットコインなどの他の仮想通貨をTetherと交換することもできるため、活用範囲は広いと言えるでしょう。
 
また、ShapeShiftというサイトではアカウントを作成することなく仮想通貨同士を交換することができるため、スムーズな取引が可能となっています。ただし、これらのサイトは英語表記となっており、取引には最低限の英語力が求められます。私たち日本人にとっては、coincheckなどの国内取引所での取り扱いが待たれるところです。
 

取引可能な取引所一覧

取引所名:poloniex(ポロニエックス)
【手数料】取引量により異なる
【アカウント開設に必要なもの】メールアドレス
【購入にかかる時間】記載なし
【営業時間】24時間

 

取引所名:Bitfinex
【手数料】取引量により異なる
【アカウント開設に必要なもの】メールアドレス
【購入にかかる時間】記載なし
【営業時間】24時間

 
取引所名:Bittrex
【手数料】取引額の0.25%
【アカウント開設に必要なもの】メールアドレス(要認証)+本人確認書類(1日当たりの送金額が$2000までなら不要)
【購入にかかる時間】数十分~数時間(送金が反映されるまでに時間を要することがある)
【営業時間】24時間365日

 
取引所名:ShapeShift
【手数料】無料
【アカウント開設に必要なもの】アカウント開設無しで利用可能
【購入にかかる時間】記載なし
【営業時間】記載なし

 
 

Tether(テザー)のレートは?今までの推移は

レートの特徴

先述したように、Tetherはドルやユーロなどの法定通貨に固定されています。つまり、Tether は「USDT」と表されますが、原則的には、1USDT=1USD(米ドル)と交換レートが固定されているのです。そのため、他の通貨と異なりTetherのチャートは平たんな一本の水平線により表されることになります。Tetherのアメリカドルでの相場チャートを見ると、それがよくわかります。
 

 
ただし仮想通貨によるペッグでは、為替レートが完全に固定される訳ではなく、為替レートの変動幅を極力小さく抑えるようにするのが一般的です。このため、取引所におけるTetherと法定通貨との交換レートは限りなく等価に近いものの、若干のブレが生じる場合もあります。また、社会を揺るがすような大事件や仮想通貨全般に影響を与える出来事が発生した場合には、価格が大きく変動する可能性もあります。
 

公開後価値が急落した仮想通貨

Tetherは2015年2月の公開時に1USDT=1.2USDの高値を付けた直後に1USDT=0.6USDを割るまで急落し、その後、1USDT=1.0USDまで値を戻しました。これらのはっきりとした理由は分かっていませんが、他の仮想通貨でも見られるように、発行時には大きな資金の流出入があるため、一時的に1USDT=1.0USDにペッグするのに困難が生じたのではないかと考えられます。
 

Bitfinex、入出金停止が要因か?再び下落するTether

2017年4月にTetherの価格は、1USDT=1USDから1USDT=0.92USD程度まで下落しました。この原因として、Tetherのパートナー取引所であるBitfinexにおいてUSDの入出金が停止された問題の影響により、投資家の間にTetherの信頼性に対する不安が生じたことが考えられます。これはTetherの法定通貨に対するペッグ能力が低下していることの表れでもあり、今後の取引の際には慎重な判断が求められることになるでしょう。
 
 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
 
投機目的に、仮想通貨を購入するのであれば今回ご紹介したTetherはあまりお勧めする仮想通貨ではないのかもしれません。安いとき人買い、高いときに売ることによって利益を出す、投機ですが法定通貨に固定されているため価値変動が少なく利益が出にくいためです。そういったことを考えると、海外などへの送金手数料を軽減したいなどという方にはお勧めかもしれませんね。

 
 


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finte編集部

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finte編集部です。皆さんに役立つFintechやブロックチェーン、仮想通貨に関わるニュースやコラム、ノウハウをお届けします。

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