仮想通貨はFinTech(フィンテック)技術の中でも特に注目されています。
利便性を追求し、国に依存せず共通のコミュニティのもと価値を持たせた「お金」です。その種類は多岐に及び、仮想通貨の種類は600種類以上あり1個人からでも生み出せるものですので完全な把握は不可能といわれています。
今回は、その主要銘柄である時価総額10億円を超える仮想通貨25種類をまとめました。
多種多様な仮想通貨

仮想通貨とは、あるコミュニティの中で共通の認識を持って新しく通貨と定義されるものです。
実物はなく、手に触ることもできなければ見ることもできません。仮想通貨は、あるコミュニティの中で自分たちの資産を自分たちで認めあうことによって確保しようという新たな取り組みなのです。
ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれることもあり現在、その金額のレートが確認できる銘柄は714銘柄あります。
今回は時価総額(2016年1月16日現在)10億円を超える仮想通貨の25銘柄の特徴をまとめてみました。仮想通貨はビットコインだけではありません、中にはビットコインとは異なり中央集権型の発行元の存在する仮想通貨もあるほどで、その考え方仕組みは非常に多様です。
coinmarketcapより時価総額ランキング上位25までをまとめました。では、新しいお金の在り方をご紹介します。
圧倒的規模感 時価総額1兆円超え銘柄
ザ・王道!! 仮想通貨の代名詞
1位 ビットコイン

- 運用開始日 :2009年
- 作者 :サトシナカモト
- 時価総額 :¥1,512,548,134,774(1兆5千億円)
- 1コイン :¥9,3919.02 (9万3千円)
- 公式HP
特徴
ビットコインは言わずと知れた、仮想通貨の代名詞です。ブロックチェーンのアイデアにより中央集権からの管理や影響を受けない通貨として開発されました。
日本ではイメージしにくいですが、政治の状況が不安定な国では突然使用している通貨が紙切れになることがありますが、ビットコインは国が発行している通貨ではないため、そういった影響を受けることはありません。
しかし、発行主体がいないためネット犯罪や取引所が潰れるなどという予想外のトラブルの際、保証されることはなく、リスクは当然残るものですので、自己責任でセキュリティをしっかりと管理するべきです。
今後の覇権を争う 時価総額100億超え銘柄
仮想通貨の代名詞として、さまざまな話題を呼ぶビットコインですが、それに続く新たな仮想通貨も続々と登場しています。仮想通貨ごとに持つ特徴や可能性なども千差万別です。ビットコインを超える可能性のもった仮想通貨を2位から24位までをまとめました。
目指すはビットコインの先!
2位 Ethereum(イーサリアム)

- 運用開始日:2015年
- 作者 :Vitalik Buterin、Gavin Wood
- 時価総額 :¥99,079,183,361(990億円)
- 1コイン :¥1126.70(1126円)
- 公式HP
特徴
Ethereum(イーサリアム)という仮想通貨は、ビットコインの足りないところを補おうとして作成された仮想通貨であり、多くの金融業界、証券業界などからの注目度合いは世界的にはビットコインを遥かに抜いていると言われているようです。マイクロソフト社がイーサリアム基盤のブロックチェーンを導入したことでも有名です。
イーサリアムの追加された点の1つとして、「スマートコントラクト」という機能が追加されています。
これは、コントラクト(契約)をもブロックチェーンによって記入していこうという機能です。
ビットコインでは、お金の流れをブロックチェーンによって記録していますが、イーサリアムでは
「いつ誰にいくら送金をする予定で、送金ができればこんな証明書を発行する」という決まり(契約)までもを記録することができます。
これによってお金を動かすという約束も改ざんすることができなくなります。イーサリアムのように契約を記録する仕組みが広まると、ネット上のコンテンツのコピーの防止や、所有権の移動の透明性を使い勝手を悪くすることなく徹底できると言われています。
大手金融機関に注目される新たな仮想通貨
3位 Ripple(リップル)

- 運用開始日:2012年
- 作者 :Ryan Fugger、Arthur Britto、David Schwartz
- 時価総額 :¥28,409,265,061(284億円)
- 1コイン :¥0.772593(77銭)
- 公式HP
特徴
リップルはRipple Inc. という企業が運営しているシステムです。ビットコインとは違い、管理する組織が存在していてそこが発行元となる通貨です。単位はXRPという表記です。
リップルは、ビットコインの決済システムを改善するため新たなシステムとして生まれました。Googleも出資している決済手段で、多くの金融機関がこの決済手段を採用しています。日本国内でもみずほフィナンシャルグループとSBIホールディングスが共同でリップルのシステムを使った送金の実験を行っているそうです。
ビットコインとの大きな違いは、その送金速度と使用の際の利便性だと言われており、ビットコインが支払い完了までに約10分、送金にも確認作業があるときは30分~2日以上かかってしまうことに対して、リップルを使用すると支払い送金ともに数秒で完了します。
決済スピードが速い理由は、送金の際にビットコインが現金を直接送っていると例えると、リップルで扱われるものは準備金もしくは借用書のようなものだからだそうです。リップルを使用すれば、ドル、ユーロ、円、さらにビットコインでさえ、金銭を送受できるため、海外への送金などには非常に便利です。
新しいシルバービットコイン
4位Litecoin(ライトコイン)

- 運用開始日:2011年
- 作者 :チャーリー・リー
- 時価総額 :¥22,318,798,700(223億円)
- 1コイン :¥452.23 (452円)
- 公式HP
特徴
Litecoin(ライトコイン)もビットコインの改良版として、作られた仮想通貨(暗号通貨)です。元Googleで働いていた、チャーリー・リーという人物に作られました。
ビットコインから大きく改善されている部分はリップルと同様に送金にかかる時間を大幅に短縮している点です。これらはビットコインが生成するブロックチェーンのブロックを作る間隔が短い事により実現されていますが、そのためセキュリティのレベルが下がってしまうという欠点も指摘されているようです。
ビットコインが金に例えられることが多い中、ライトコインは銀に例えられることが多く、その理由は金であるビットコインよりも発行されている量が多い点からです。採掘(マイニング)にかかる時間もビットコインと比べて短くて済むようです。
より速く、秘密裏に
5位Monero(モネロコイン)

- 運用開始日:2014年4月18日
- 時価総額 :¥16,869,869,856(168億円)
- 1コイン :¥1,226.13(1226円)
- 公式HP
特徴
モネロコインは、ビットコインを基盤とはしないソースコードを元に開発されたもので、開発者はわかっていません。
特徴としては、匿名性と高い送金速度があげられます。ビットコインよりさらに匿名性を必要とする方には人気なようです。採掘(マイニング)をおこなうこともライトコインと同様に一般的なパソコンに搭載されている機能で可能ですので、特別な機械が必要な他のコインと比べると、より平等であると言われています。
中央集権へのからの離脱。イーサリアムとビットコインの考えを引き継ぐ仮想通貨
6位Ethereum Classic(イーサリアム・クラシック)

- 開発者 :Bit Novosti
- 運用開始日: 2016年7月20日
- 時価総額 :¥11,895,390,299(118億円)
- 1コイン :¥135.33(135円)
- 公式HP
特徴
ブロックチェーンの活用を通貨以外にも押し広める可能性を見せたイーサリアムですが、時間が経つにつれ、当初目指していた中央集権を否定するという方向性から外れてしまっていると考えたロシア人の開発者が立ち上げたプロジェクトだそうです。
ブロックチェーンは利害関係の影響を受けずに中立でないといけないという考えのもと、生み出されました。イーサリアムの長所の取引記録、契約情報を記録するという機能を受け継いでいるため、公平な取引をおこなうことが可能ですが、変更できる部分が限られていることによって新しいシステムやサービスと結びつけるということが難しくなっているそうです。
利用をするためにある程度の技術を必要とするため、普及するには少しハードルが高い面も短所のひとつです。
独自の高い匿名性
7位 DASH(ダッシュコイン)

- 運用開始日:2014年1月18日
- 時価総額 :¥9,705,244,565(97億円)
- 1コイン :¥1,380.60(1,380円)
- 公式HP
特徴
取引速度と匿名性に特化した仮想通貨です。多くの独自のアルゴリズムを採用しているそうです。
2015年3月にDarkcoinからDASHという名称に改名されています。
「CoinJoin」(コインジョイン)とる技術を使用しており、ユーザーコインを使うごとに、その取引を他の無作為に選ばれたユーザーの取引と同じ時期に支払いをするという仕組みを取ることによって取引の匿名性を可能にしているそうです。
スコットランドの企業より生まれた
8位 Maidsafe(メイドセーフコイン)

- 運用開始日:2014年4月22日
- 時価総額 :¥5,472,582,666(54億円)
- 1コイン :¥12.09(12円)
- 公式HP
特徴
メイドセーフコインはもともと、非集権型ネットの構築を目的としたスコットランドの企業です。メイドセーフコインとは、そこから出されているもので、通貨というより株式にかなり近い存在だそうです。
巨大なサーバーやデータセンターに頼りっぱなしになってしまっていた状態からの脱却に向けて試行錯誤した末に、ブロックチェーン技術に行き着いたものだそうです。
GoogleやFacebook、や政府のような力を持った機関に管理されることなく
「P2P(ピア・トゥ・ピア)」と呼ばれる、対等の者(Peer、ピア)同士での通信を特徴とする通信方式のネットワークでデータのアクセスや保存、共有ができるものです。
「群衆の英知」を使った未来予測
9位Augur(オーガー)

- 運用開始日:2016年10月4日
- 時価総額 :¥5,230,896,026(52億円)
- 1コイン :¥475.54(475円)
- 公式HP
特徴
Augur(オーガー)時価総額ランキング第2位のEthereum(イーサリアム)の
「スマートコントラクト」プロジェクトの1つです。
「占い師」を意味する英単語を名前に付けられたこのプロジェクトには20代前半の、イーサリアムの共同創業者の1人であるVitalik Buterinがアドバイザーを務めています。
予測市場という、これから未来に起こりうることに対してお金を賭けるギャンブルがあります。例えば「次の大統領は誰になるか」などということです。結果を当てた人が仮想通貨を得ることができます。
こうした予測市場をスマートコントラクトの手段を使って、公正におこなうことがオーガーの目指すものです。賭けを通じて多くの人の未来に対する集合知を得ることができます。
今は過去の情報はGoogleなどで検索することができますが、今後オーガーによって集められた集合知を、未来の情報の参考にすればいいと言う専門家もいるそうです。
オーガーは予測市場だけでなく、保険の分野に対しても大きく注目を集めています。
お金のもらえるSNS
10位 Steem(スチーム)

- 時価総額 :¥3,782,919,585(37億円)
- 1コイン :¥16.31(16円)
- 公式HP
特徴
スチームとはsteemit(スチームイット)というSNS(ソーシャルメディア)の中で発行される仮想通貨です。スチームイットと呼ばれるブログのようなSNSに投稿するコンテンツやコメントに投票することによって報酬を受け取ることができます。
しかも、これはブロックチェーンが基盤となっているので支払責任を持った人は存在しません。サイトの中にはいろんな記事があり、サイトとしての発展も期待されています。
新しい経済運動
11位 NEM(ネム)

- 運用開始日:2015年3月31日
- 時価総額 :¥3,776,767,827(37億円)
- 1コイン :¥0.419641(41銭)
- 公式HP
特徴
ネムはNew Economy Movement(新しい経済運動)の略です。
特徴としては新しい経済を作ることを目的に作り出された仮想通貨で、お金の分散、自由平等そして連帯感をより強めていくことがあげられています。
開発者の一人に日本人がいたこともよく知られており、特徴としては、ビットコインなどにみられる通貨の量を増やすための行為である採掘(マイニング)がなく、通貨の流通する量は一定だそうです。
16年6月に大きく価値が上がりました。
デジタル資産の管理?
12位Iconomi

- 運用開始日:2016年9月30日
- 時価総額 :¥3,596,014,029(35億円)
- 1コイン :¥41.33 (41円)
- 公式HP
特徴
日本語ページの記載がほとんどなく、日本での浸透していない仮想通貨です。
公式ページの翻訳によると、すぐに始めることができ取引が公正で、いつでもアクセスの出来る投資家向けのサービスだそうです。
詳しい情報が明らかになり次第、追記していきます。
通貨以外の応用にも期待大
13位Factom(ファクトム)

- 運用開始日:2015年10月6日
- 時価総額 :¥2,800,450,721(28億円)
- 1コイン :¥319.93(319円)
- 公式HP
特徴
ファクトムはビットコインのブロックチェーンを基盤にしたものですが、リップルのようにどちらかと言うとBtoB向けのサービスである特徴が強いものですが、その特徴は紙媒体でのデータの記録を安く速くおこなえ、ビットコインのブロックチェーンに負担を掛けることなくおこなえるという点です。
例えば保険や医療関係、証券などの書類や記録に関する情報をブロックチェーンにて中央分権ではなく管理することができるため、通貨以外の応用も注目されているそうです。
ブロックチェーンをリップルに応用
14位 Waves(ウェーブス)

- 運用開始日:2016年6月10日
- 時価総額 :¥2,775,190,075(27億円)
- 1コイン :¥27.75(27円)
- 公式HP
特徴
ウェーブスは、ドイツからでてきたプロジェクトで、リップルのゲートウェイ(取引所)のアイデアを利用しています。リップルは既に信頼のある金融機関によって、参加者の取引の管理を行っていることに対し、ウェーブスは参加者全員にその役割を与えており、ブロックチェーンによって運用しています。
ユーザーは自分独自の仮想通貨(独自トークン)を発行することができ、トレードもできるのでクラウドファンディングの市場としても機能するそうです。
高まる柴犬人気
15位 Dogecoin(ドージコイン)

- 運用開始日:2013年12月6日
- 作者 :ビリー・マーカス
- 時価総額 :¥2,537,749,558(25億円)
- 1コイン :¥0.023555(2銭)
- 公式HP
特徴
ドージコインは、2013年に海外で流行した幼稚園の教諭であるAtsuko Sato氏のペットの「かぼすちゃん」という柴犬がモデルとなっている仮想通貨です。「Doge」は「Dog」のネットでの呼び方であり(「ねこ」を「ぬこ」と呼ぶようなもの)最初は冗談としてスタートした仮想通貨だったようです。
仕組みは4位のライトコインとほとんど同じですが、特徴としては発行量にありますライトコインよりも数量は非常に多く、上限もありません。採掘(マイニング)をおこなう速度も速く一年でほとんど採掘されるようになっているそうです。採掘が終わると少しずつ発行されていくようですが、ライトコインが銀に例えられるなら、ドージコインは銅に例えることができるかもしれませんね。開発を行っている人たちの意欲が非常に高いということも特徴です。
ソチ冬季オリンピックに出場するために、資金不足のジャマイカのボブスレーチームに寄付する方法としてドージコインが使われたこと、ミネソタ州の起業家がドージコイン1億コインで別荘を売ったことなどで認知度が高まっています。
暗号学を使った、確かな匿名性
16位 Zcash(ジーキャッシュ)

- 運用開始日:2016年10月28日
- 時価総額 :¥2,293,703,481(22億円)
- 1コイン :¥5,096.48(5,096円)
- 公式HP
特徴
モネロコインやダッシュのように匿名性の高い仮想通貨は今までにもありましたが、ジーキャッシュはそれらよりもさらに高い匿名性を保ってくれると注目を集めている仮想通貨です。
暗号学の「ゼロ知識証明」という手法を用いることにより、取引を行う際にお互いの情報を他の人に知られることなく、取引自体は記録される仕組みとなっているそうです。
ゼロ知識証明とは「お互いの秘密を直接相手に伝えることなく、自らが秘密を持つ本人であることを示ことを目的としておこなわれる」証明で、ジーキャッシュは初めて手法を本格的に使った仮想通貨として期待されるでしょう。
実在する金の所有権を仮想通貨に
17位Digix(ディジックス)

- 運用開始日:2016年4月18日
- 時価総額 :¥1,978,803,722(19億円)
- 1コイン :¥989.40(989円)
- 公式HP
特徴
ディジックスはランキング第2位のイーサリアムのブロックチェーンを用いて実際の金(ゴールド)の所有権をデジタルで取引をすることができるそうです。
特徴としては「金の保管庫」や「デジタル資産での金本位制」で、かなり少量から金の所有権の取引が可能だそうです。
かつて破綻した金本位制のように金に変換する際に実際の金がないということを防ぐために、契約をすべて記録するイーサリアムのスマートコントラクトの機能を持ったブロックチェーンを使用しているそうです。
リップルから派生
18位Stellar(ステラ)

- 運用開始日:2014年7月31日
- 開発者 :ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)
- 時価総額 :¥1,943,381,545(19億円)
- 1コイン :¥0.280773(20銭)
- 公式HP
特徴
開発者のジェド・マケーレブはマウントゴックスを作ったり、リップルのプロジェクトにも参加していた人です。彼が作ったステラはリップルと基本的な仕組みはほぼ同じだと言われており、以前はリップルと同じシステムを使っていたほどでしたが、2014年に起きたトラブルをリップルのシステムを使用していたためと判断し、新たなシステムを導入しているとのことです。
リップルとの比較では、リップルがどんどん減っていく通貨なのに対し、ステラは毎年通貨量が増えていくというシステムを持った仮想通貨と言われています。
複数のブロックチェーン「サイドチェーン」を使用
19位 LISK(リスク)

- 運用開始日:2016年5月25日
- 時価総額 :¥1,825,504,838(18億円)
- 1コイン :¥17.92(17円)
- 公式HP
特徴
リスクは2位のイーサリアムの説明の際に取り上げたスマートコントラクトの書き込みをメジャーな言語である「Javascript」を使用することによってウェブエンジニアの開発に参加の門戸を広げていることが特徴です。
また、複数のブロックチェーンで仮想通貨のやり取りをおこなう「サイドチェーン」という方法を取り入れています。これにより取引の処理能力を高めています。
仮想通貨であり、法定通貨の安定をもつ
20位 Tether(テザー)

- 運用開始日:2015年2月25日
- 時価総額 :¥1,710,857,436(17億円)
- 1コイン :¥114.43(114円)
- 公式HP
特徴
テザーはドルや円などの国が発行する通貨(法定通貨)の価値に基づいた代理通貨を発行して、ビットコインのブロックチェーンにてより安全により安く取引できるようにしたものです。リップルの仕組みに少し似ており、テザーでユーザー同士の交換もできますし、円やドルへの現金化も可能です。
Nxt2.0から改名
21位Ardor (ARDR)

- 運用開始日:2016年7月23
- 時価総額 :¥1,546,109,049(15億円)
- 1コイン :¥1.55(1.5円)
- 公式HP
特徴
Nxt2.0という名前から改名された仮想通貨です。19位のLISK(リスク)と同様にサイドチェーンを取り入れています。企業などでも使用しやすい形になっているそうです。
サイドチェーンを取り入れているため、複数のブロックチェーンによって処理能力に優れています。
リング署名による匿名性
22位ShadowCash(シャドーキャッシュ)

- 運用開始日:2014年7月31日
- 時価総額 :¥1,277,056,002(12億円)
- 1コイン :¥192.93(192円)
- 公式HP
特徴
モネロコインなどにも使われている「リング署名」を取り入れた仮想通貨で、こちらもシャドーキャッシュ(影のお金)という名前だけあって匿名性に特化しているそうです。
また、ブログの頻度などが高いことから開発が意欲的であるという見方をされています。
分散型コンピューティングネットワークをめざして
23位 Golem

- 運用開始日:2016年11月18日
- 時価総額 :¥1,262,181,573()
- 1コイン :¥1.85(1円8銭)
- 公式HP
特徴
「分散型コンピューティングネットワーク」を目指しているプロジェクトです。
ブロックチェーンを使用して、ネットワーク内の使っていないパソコンのパワーを売買することによって1つのパソコンでは不可能な処理を分散して処理をおこなえるようになるそうです。
さまざまなゲームの中で使用可能
24位GameCredits(ゲームクレジット)

- 運用開始日:2014年9月1日
- 時価総額 :¥1,182,711,764(11億円)
- 1コイン :¥19.71 (19円)
- 公式HP
特徴
ゲームクレジットは複数のゲーム会社のさまざまなゲームの中で利用ができるゲームの仮想通貨です。ブロックチェーンの技術を使用していて、現金との交換も可能です。主に、ゲーム内でアイテムなどの購入や交換に使われているそうですが、実際に買い物をすることも可能だそうです。
取引所を介さない?
25位BitShares(ビットシェア)

- 運用開始日:2014年7月21日
- 時価総額 :¥1,116,381,563(11億円)
- 1コイン :¥0.432813(40銭)
- 公式HP
特徴
ビットシェアとは、仮想通貨の取引が出来る総合サービスです。リップルと似ている点は多いそうですが、リップルと異なる点で言うと、取引される仮想通貨がリップルではゲートウェイと呼ばれる両替所のような場所が発行する借用書であることに対してビットシェアは価値を担保された現物だということだそうです。
またゲートウェイという両替所を介さなくても、他の通貨への換金がおこなえるそうです。
おまけ
77位 MonaCoin(モナーコイン)

- 運用開始日:2014年
- 作者 :2chpool ◆bzJIFpVqts(Mr.Watanabe、わたなべ氏)
- 時価総額 :¥128,888,840(1億2800万円)
- ワンコイン:¥2.91(2円)
- 公式HP
特徴
モナーコインは、日本の掲示板である「2ちゃんねる」から生まれた仮想通貨です。「2ちゃんねる」の キャラクターである「モナー」(正式名所オマエモナー)をロゴに使用しています。
2ちゃんねるから生まれた仮想通貨なので、当然2ちゃんねるではモナーコインを使用してサービスを受けることができますが、他にもアマゾンギフト券やなどへの交換や同人誌やPCゲームのネットからの購入にも使用できるようになっているそうです。説明なども全て日本語で書かれているため、一番最初の仮想通貨の購入や勉強には向いているのかもしれません。
さいごに
今回は仮想通貨で時価総額10億円を超えるもの25銘柄を紹介しました。
ひとくちに仮想通貨と言っても種類も考え方も成り立ちも多種多様で、全てを詳しく紹介できないところもありました。また、1つ1つについても機会があれば詳しく説明していきますので、よろしくお願いします。
時価総額は日々変動します。この記事を読んだ時、果たして順位がどうなっているのか興味のある方はこちらのサイトをご確認ください。
仮想通貨 時価総額

佐野 祥貴

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