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クラウドファンディングサービスの特徴比較|活用メリットとは | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部です
 
突然ですが、クラウドファンディングという言葉を知っていますか。
FinTechフィンテック)のサービスの中でも特にメディアなどで取り上げられることが多いため、名前を聞いたことがある人は多いと思います。このサービスを活用すれば、新しいことや革新的なことをしようと考える事業者や個人の方が、銀行を通す事なく、起業や事業拡大のための資金を得ることが可能です。また、関心のあるプロジェクトを応援することから、投資に興味のない個人のにも多く活用されています。
今回はクラウドファンディングを初めて知る人のためにサービスの紹介と、その種類別にサービスをまとめてみました。
 

クラウドファンディングサービスとは

クラウドファンディングCrowdfunding)とは「不特定多数の群衆」を意味するクラウド(crowd)と「資金調達」を意味するファンディング(funding)を組み合わせた造語です。
 

あるサービスや商品を作りたいという想いのある個人や組織が、不特定の人に対して、自分が持っているアイデアや、そのアイデアに対する思いを発信します。その想いやアイデアの面白さに共感した人たちから、ネット上でスタートをするためのお金を集めるという方法です。
 
お笑い芸人のキングコング西野さんが自身の絵本『えんとつ町のプペル』の展示会をおこなうための資金を募集したところ、目標金額180万円を大幅に上回る4,637万3152円を集めたというニュースを見た人もいるかもしれません。

 
共感してくれる不特定多数の人たちから、何かしらのメリットを提示して資金を集め、それを元手にサービスや商品を作り出すという金融の考え方は古くからあったのですが、そこにインターネットというテクノロジーが組み合わされたものがクラウドファンディングです。資金を募集する人たちは、ネットにより多くの人へアイデアを伝えられるようになり活用する人が増え、活動は盛り上がりを見せています。
 

クラウドファンディングサービスの分類

 
クラウドファンディングのサービスは大きく分けて4つに分けることができますがお金を出す側が「何を得るためにお金を出すか」という点について違いがあります。4つのサービスの違いとその主なクラウドファンディングサービスについて紹介します。

 

寄付型クラウドファンディングサービス

寄付型のサービスはその名前の通り、寄付と同じ様なスタンスでお金を出します。
そのため基本的にはお金やサービスが戻ってくるということはありませんが、その分少額からの投資がおこなえることが多いようです。
 
通常の寄付と違う所は、寄付を行ったプロジェクトの進み具合が目に見える点で、自分が出したお金が何にどのように使われているかを知ることができます。主に、震災の復興や発展途上国への支援など社会的に意義のあるプロジェクトがお金を集めることができる傾向にあるようです。2011年の東日本大震災をきっかけに広まり、2016年の熊本地震でも多くの人に活用されたため注目が集まっていますが、海外と比べた場合、国内であまり話題に上がりにくいという点もあります。
 

寄付型クラウドファンディングサービス一覧

 

JapanGiving(ジャパンギビング)

特徴
日本最大の寄付型クラウドファンディングサービスサイトです。
手数料は支援総額の17%で、基本的に寄付型なので見返りなどはないのですが、設定によっては寄付した人へお礼を返す「ギフト」を設定することもできます。直接寄付をおこなうだけでなく、何かしらの企画にチャレンジすることによって他者からの寄付を募ることもできるそうです。

 
 

 Readyfor Charity(レディフォーチャリティ)

特徴
寄付型クラウドファンディングサービス、レディフォーチャリティは国や地方公共団体へ寄付をおこなったときと同じように、所得税の中から税金を引く寄付控除を受けることができます。寄付を行った先からもらえる書類を確定申告書に添付するという条件はありますが、これにより寄付をおこなうことへのハードルが下がります。
プロジェクトを発信している側も寄付として資金を受け取ることができるため税金を取られずに済むそうです。掲載も無料でおこなうことが出来、担当がついてサポートもおこなってくれます。手数料は達成の際に支援総額の17%が発生するため寄付をお願いする側も、寄付をする側も、始めやすいサービスになっています。

 
 

ふるさとチョイス

特徴
Yahoo公金と連携している「ふるさとチョイス」は実質2,000円の負担で、ふるさと納税の寄付金特例控除を受けることができます。
好きな地域と寄付の使いみちを選ぶことができて、かつ好きなお礼の品がもらえるという所で画期的なサービスとなっています。お礼でもらえる商品があるという所で寄付型と厳密にはいえないかもしれませんが、あくまでもふるさと納税はあくまでも寄付としての納税であり、お礼の品は「寄付をしてくれた人への感謝の気持ち」として送られているため、寄付型クラウドファンディングサービスに分類しています。
 
 

さとふる

特徴
テレビCMでもよく見かける「さとふる」はソフトバンクグループの株式会社さとふるが運営するクラウドファンディングのサイトです。
特徴として言われているポイントとしては、使いやすく、分かりやすい。そしてお礼の品が届くのが早いという点があります。スマホ対応もしっかりおこなっています。ふるさと納税をより身近にしたいというコンセプトを持っており、浅草に実店舗もオープンしている等の特徴があります。
 
 

購入型 クラウドファンディングサービス

 

購入型のクラウドファンディングサービスはファンである「支援者」が共感したプロジェクトへお金を出す事によって、そのリターンとして出したお金に応じた商品やサービスを手に入れることができるというものです。
 
支援者はサービスや商品のリターン(お礼)はそのサービスや商品ができた後に提供をされるため、先行して商品やサービスを購入するという仕組みです。日本国内でも最も多く存在するタイプのクラウドファンディングサービスです。
 
 

購入型クラウドファンディングサービス一覧

 

Campfire(キャンプファイヤー)

特徴
手数料が国内最安の5%のクラウドファンディングサービスです。
2016年1月17日現在2,400件以上のプロジェクトが10万人以上の支援者によって10億円を集めているそうです。資金調達のための、募集期間内に目標金額までいかなかった場合(不成立)に関しては集まった金額は全てパトロンに全額返金されるというところも嬉しいポイントだと思います。商品の提供側は商品ができる前からその商品やサービスに対してニーズがあるかどうかを探れるため、マーケティング調査としても使用することができます『えんとつ町のプペル』の展示会の支援募集がおこなわれたサービスとしても有名です。
 
 

Readyfor(レディフォー)

特徴
寄付型で紹介したクラウドファンディングサービスの Readyfor Charityの大元です。2011年3月に行われたオープンから5,500件以上のプロジェクトの資金調達が出来ており、23万人から33億円以上の支援金を集めているという日本最多の購入型クラウドファンディングサービです。利用者の幅も広く、中学生 ~80代まで幅広い人が利用しているそうです。『カンブリア宮殿』などのテレビや新聞などの媒体でも良く取り上げられています。
 
 

MotionGallery(モーションギャラリー)

特徴
手数料は10%のクラウドファンディングサービスです。
過去には、総計10億円の調達、最高額のプロジェクトでは4,000万円の調達をおこなったの実績があります。映画、アート、音楽、ゲーム、出版や、イベントの開催などのクリエィティブ活動をスタートさせるためのツールとして使用されています。
 
資金調達の選択肢として「コンセプト・ファンディング」という方法と「プロダクション・ファンディング」という方法のどちらかを選ぶことができ、達成後支援型(目標とする額に達成しなかった場合には資金を受け取らない)もしくは目標金額の達成の可否を問わず、資金調達が実行される方法があるので、資金を調達したい側からするとサービスの活用に踏み出しやすくなっているようです。
また、海外のクラウドファンディングサービスサイトとも連携をおこなっているため、海外からも資金を調達出来る可能性があります。
 
 

kibidango(きびだんご)

特徴
kibidango(きびだんご)は2013年にスタートしたサービスで、過去の案件自体は少ないものの資金調達の成功率が80%と非常に高いクラウドファンディングサイトです。手数料は10%ですが資金調達のサポートに定評があるようです。国内のクラウドファンディングサービスの中では初めて「YouTube承認サイト」に選ばれており、YouTube上で動画などを使用してサービスの告知ができることも大きな特徴です。
 
 

COUNTDOWN(カウントダウン)

特徴
COUNTDOWN(カウントダウン)は「日本から世界に挑戦する」を合言葉に、日本語と英語に対応しているクラウドファンディングサービスです。立ち上げには元Googleの日本の代表取締役が参画しています。海外対応をおこなっているため海外にいる人からもアドバイスなどを受けることができるという点も大きなメリットです。海外などにも進出して行きたい起業家などからすると、非常にありがたいクラウドファンディングサービスではないでしょうか。
 
カウントダウンもモーションギャラリーと同様に、資金調達の選択肢として
達成の場合のみ資金調達が行われる」「達成には関係なく資金調達が行われる
の2パターンを選ぶことができます。その上、サービスを使って出来た商品や企画はグループサイトでも販売してもらうことが出来、企画の終了後も法人化、事業化などのアドバイスをもらうことが出来るようです。
 
 

moonshot(ムーンショット)

特徴
moonshot」(月へのロケットの打ち上げ)の名前を持つこちらのクラウドファンディングサービスは、2014年にできた比較的新しいサイトです。目標金額に達成しなければ、支援者に全額返金が行われる達成後支援型(All or Nothing)のスタイルを取り入れています。手数料は目標とする資金の調達を達成したときのみ5%となっています。目標金額を達成したプロジェクトの成功率は業界最高水準の75%(2017年1月時点)と高く、成功したプロジェクトに対しての調達できた資金の振込が3営業日以内と(500万円未満に限る)業界内でも速いことが特徴です。プロジェクトとしては地域活性など社会的なプロジェクトが多いような印象を受けました。
 
 

ファンド(事業投資)型クラウドファンディングサービス

融資(貸付)型のクラウドファンディングサービスが、お金を貸すことによって定期的にお金を返済してもらい金利で儲けることとは異なり、ファンド事業投資
お金を出した企業の売上に応じてリターンとして配当を得ることができます
融資はその会社の業績がどれだけであろうと基本的には借金と同じなのでお金は返してもらえますが、ファンド(事業投資)型ですと、出したお金によって事業が成功すると多くのリターンが返ってくる仕組みになっています。事前に目標とする金利が決まっていることなどは少なく、クラウドファンディングサービスを資産運用として利益を求めるのであれば融資型に比べてリスクが大きいという特徴があります。
 
 

ファンド型クラウドファンディングサービス一覧

 

セキュリテ

特徴
サービス開始時にはミュージシャンに向けた音楽ファンドに特化していたようですが、最近では被災地応援ファンドなど様々な分野を取り入れており、配当以外にも商品などのリターンを受け取ることができるクラウドファンディングサービスです。数万円からの出資が可能で国内だけでなく海外の事業にも投資が可能です。
セキュリテでは事業者は事業投資の募集をするだけでなく、サイト上で自らの商品を売ることも可能だそうで、その事業の商品を実際に購入して気に入れば投資をするということもいいかもしれません。
 
 

株式型クラウドファンディングサービス

 
株式型は2015年から国内では解禁になった比較的新しい形のクラウドファンディングサービスです。上場していない会社の株をクラウドファンディングによって買うことができるサービスです。
上場していない会社の株ですので誰にでもすぐに売れるという事はなく、融資型のように事前に利率が決められているわけでもありません。
 
株式を購入した会社が後に上場すると出した額の何十倍にも持ち株の価値が上がる可能性もありますのでリターンは大きいです。もしその会社が倒産してしまうなどということがあれば当然、資金が返ってくることはありませんので、ハイリスクハイリターンなクラウドファンディングサービスだと言えると思います。
 
長期的な会社の先を見極めるという非常に難しい領域ではありますので、初心者にはハードルが高いクラウドファンディングサービスかも知れないです。現在、約1社のみのサービスとなっていますが今後多くのサービスが増えていくと予想されています。
 
 

株式型クラウドファンディングサービス一覧

 

ファンディーノ

特徴
現在(2017年1月18日)サイト上で公開されている株式型クラウドファンディングサービスです。
株式型のクラウドファンディングサービス自体が日本で解禁されたのが2015年であるため、ほとんどの会社がまだサービス展開ができていません。ファンディーノも日本初の株式型クラウドファンディングということでたくさんの注目を集めているのですが、まだ投資家の登録を受けつけているのみで、どのような会社の株が買えるのかも公開されていません。投資家として登録するための審査もなかなか厳しいそうです。今後に注目です。
 

 

さいごに

 
日本人は世界で一番現金としての資産を銀行に預けていると言われています。サービスサイトの閉鎖など、当然リスクはありますがお金を銀行に眠らせておくだけでなく、困っている人に貸したり寄付することによって、社会貢献をすることも増やすこともできます。
 
クラウドファンディングサービスのサイトの中には、掲載されているプロジェクトがと非常に興味深いものがいくつもありました。
すぐに投資したり融資したりすることは確かにハードルが高いと思います。しかしサービスサイトを見ているだけでも、これから生まれるプロジェクトや商品はどういったものがあるのか、どのような企業がどのようなことをしようと思っていて、そこにどれだけ人の共感を得ているのかが分かるようになると思います。
 
資産運用や寄付など、構えずにまずはサイトを見てみることがフィンテックを知る入口になるのではないでしょうか。


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finte編集部

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