VALUの賛否をまとめてみた。

こんにちは!finte編集部です。
 
今や少なくともスタートアップやIT業界の方なら誰でも知っていると言っても過言ではない『VALU』のご紹介です。本当に様々な意見がありますが、VALUは人を惹きつける何かがあるようです。
 
そこで本日はVALUに関する様々な意見をまとめてご紹介したいと思います。
 
 

VALUに対する肯定的な意見は?

個人の価値を可視化することができる

VALUは、”企業の株式公開のように個人が擬似的な株式(VA)を発行し資金を調達することができる”と言われています。このシステムは個人の価値を可視化するとまで言われています。
 

VALUとはなにか――VALUがなぜ凄いのか詳しく考察してみる|和波の投資生活ブログ

そして、お金には3つの機能があります。そのひとつが「価値の尺度」という、モノの価値を示す機能です。
つまり、私達はお金という単位を用いて、株価という統一基準で全ての会社を比較出来るわけですね。私のような素人投資家が米国株に投資出来るのも、株価を通じて会社の価値=基準点を理解出来るからです。
この評価が個人でも出来る、そう考えてみましょう。

 
 

「夢や目標をかなえるために何をしたらいいか分からない人を支援する場所」としてつくられた

VALUはSNSとクラウドファンディングをかけ合わせたサービスと言われています。クラウドファンディングサービスの側面を取り上げると、「夢や目標をかなえるために何したらいいか分からない人を支援する場所」としてつくられたと言えるのではないでしょうか。
 

「VALU」が開始から2か月で日本の株式市場を超えた理由。|YAHOO!ニュース

様々な話題を振りまいているが、その理念とするところは「夢や目標をかなえるために何したらいいか分からない人を支援する場所」として作られた。夢はラーメン屋でもクリエイターでも学者でも政治家でも何でもいい。
応援をしたい人は目標をかなえるための資金、あるいは目標がかなうまでの生活費などに資金を提供する。それだけならば従来のクラウドファンディング(ネットを通じてお金を集める手段)などもあった。クラウドファンディングは、ネットを介した出資と言いながら、法的な制限から寄付や購入の延長線上になる。

 
 

さまざまな利用方法がある

VALUにはさまざまな利用方法があります。例えばクリエイターが創作活動に集中するための資金を調達する、ボランティアや社会貢献のための資金調達などです。VALUをうまく使えば色々な形で利用することができそうです。
 

VALUとは何か?【すごく分かりやすく説明してみた】|それ、僕が図解します。

 
 

自分の関心のある人・応援したい人と繋がるツールになる

VALUでは、VALUを誰が購入しているかが発行した側に見えるようになっています。そのため、自分の関心のある人や、応援したい人のVALUを購入することで、繋がるためのツールとして機能すると言ってもいいかもしれません。
 

VALUサービスの”メリット”を一つだけ書く|CSLBOOK -好きなものは好き-

 

VALUを買う=お金を支援になる訳だが、お金というのは必要以上に強い絆を作る。SNSのフォローや「いいね!」どころではない、もっと強い絆を作る。リアルマネーを自分に支援してくれている以上、発行主側は嫌でもその買い手を意識する。
例えば、「堀江貴文氏(ホリエモン)。」
ごく普通の一般人が、有名人の堀江氏と繋がりを持つ事はなかなか難しいかと思う。それが彼のVALUを買うことで、株主としてあなたが意識され、ネット上で疎通を取れるキッカケとなるかもしれない。大株主となればリアルで会える機会もあるかもしれない。

 
 

VALUに対する否定的な意見は?

登録する際にある一定程度のハードルがある

VALUは登録する際に、SNSのアカウントと連携を行い、SNSアカウントのフォロワー数や記入したプロフィール等を総合的に審査をします。そのため、VALUの審査に通らないという可能性もあります。
 

「VALU」に登録しようとしたけど俺が無価値すぎて断られたw|ysklog

 
 

退会する際にVALUを買い戻そうとすると大変

VALUには”退会”の仕組みがあります。VALU事務局にメールで退会の旨を申し出れば手続きをしてもらえるようです。VALUが発行済みの場合、3カ月後に発行したVALUが”廃止”され、退会できますが、ただその場合、有料で購入してもらったVALUの価値がなくなってしまい、自分のVALUを購入したVALUerが損をしてしまうことになります。
 
退会する際に自分のVALUを買い戻さなければいけない義務はありません。ただ、そこで自分のVALUを買い戻してから退会しようとすると下記のような苦労もあるようです。
 

「VALU」やめました やめるのは、とても大変でした|ITmedia

 VALUにも「退会」の仕組みはある。事務局にメールで退会の旨を申し出ればOKだ。VALU発行済みの場合、3カ月後に発行したVALUが「廃止」され、退会できる。ただその場合、有料で購入してもらったVALUが無価値になってしまい、VALUerが丸損してしまう。「他人の損など気にしない」と、あっさり退会してしまう手もないわけではないが、小心者の筆者はそこまで割り切れない。
 VALUerに損させずにVALUをやめるには、自分で自分のVALUを買い戻すしかない。すべてのVALUを自分で買い戻し、もらったお金をお返しすれば、VALUerに損させず、VALUをやめられる。株式市場で言う「自社株買い」や、MBO(経営陣買収)による上場廃止のようなイメージだ。
(中略)
VALUerが匿名になっている(当時、保有VALUを匿名化できる機能があった。現在は廃止されている)。直接連絡を取る手段がないため、筆者のVALUのプロフィールを書き換え、売ってもらうよう訴えることにした。名前欄に「VALUやめます」と追記し、「もうやめようと思っているのでみなさまどうか取引しないでください・・・発行済みVALUは発行価格で買い戻したいので、買い注文に対応した売りを出してもらえますでしょうか」と書いた。VALUのつぶやき機能にも、同様な投稿をした。
(中略)
VALUをやめるのは大変だった。SNSを始めるような気軽さでVALUを売り出したことを後悔した。
 大変だった部分は2つある。(1)購入されたVALUをすべて、発行価格で売ってもらうこと、(2)ビットコインを購入・送金すること――だ。筆者の場合、結果的に(1)は簡単にできたが、(2)に大苦戦した。
ただ(2)は、ビットコインの取引経験がある人にとっては簡単だ。筆者はビットコインの購入も送金も初めてだったため、口座開設から始める必要があり、分からないことだらけ・操作ミスだらけで非常に手間取ったが、取引経験がある人は、口座開設は不要だし、筆者のような“初心者ミス”もないだろう。また、VALUの取引を通じてビットコインを稼ぐなどし、買い戻しに十分なビットコインがVALU内の“おサイフ”にある場合も、(2)の心配は不要になる。むしろ、より大きなハードルになり得るのは(1)だ。今回、筆者のVALUを保有していたVALUerはみな優しい人で、筆者の求めに応じて、保有VALUを発行価格で売ってくれた。

 
 

そもそも社会に対して価値を生み出しているのか

意見のひとつとして、社会に対してどう有益的なのかが分かりづらいというものもあります。
 

今話題のVALUって法律的にアウトじゃないの?専門家の見解は?|RanQ

スタートアップは新たな概念を生み出すので、時に法律が追いついていない場合もあるのだけど、それが受け入れられる(=法律が概念に寄り添う)にはAirbnbとかUberみたいに社会に圧倒的に有益なことが絶対だと思うんだよね。そして、WELQはノーだった。
このVALUは果たして有益なのか?
人の価値を切り出して(しかも切り出した範囲というのは明確でもないし、明確な約束事でもない)それを売買するというのは誰かを有益にすることなのか?むしろ詐欺みたいな行為の温床になって、『ビットコイン=怪しい』みたいになりかねないのでは?

 
 

信用がいつ弾けるか分からない

そもそもVALUは現在投機目的でのVA購入を禁止しており、必ず優待を設定しなければならないわけではありません。ただ、優待を設定してVALUを売り出している場合、以下のような批判があるので、引用してご紹介します。
 

今話題のVALUって法律的にアウトじゃないの?専門家の見解は?|RanQ

仮に、VALUで資金を調達したとして、その資金で優待を続けなければいけないとするとVALU発行者が割に合わないという問題が起こる。もちろん、優待は義務ではないので、いつでも止めることができるが、止めた時に価値はゼロになる。それがいつまで続くかが1人の人間のさじ加減で決まるというところが問題なのだ。それをできる限り続ける(死ぬまでか活動をし続ける限り)前提に立つと、VALU発行主は1000万円やそこらの調達でそれをし続けるのはあまりに割に合わない。
もちろん、法律的に問題もあるが、その部分の問題が大きい。
今のように、VALU発行者がしっかりとマメに優待を続けている間はいいが、『飽きたからやーめよっと』ということが起こった瞬間、バブルのように信用が弾け、その価値も弾けることになるだろう。そこが問題だ。責任が担保されていない。

 
 

VALUの最大のリスクは売られたときの心の痛み

自分のVALUが売り出された場合、誰がいくらで売り出したのかみえる仕組みになっています。その際に”自分を見限って売る人のお知らせが心を削っていく”と感じるひともいるようです。
 

VALUでえらいことになりました|CHANGE 鈴木みそオフィシャルブログ

 
 

さいごに

 
いかがでしたでしょうか?
 
本日ご紹介したもの以外にもVALUに関する意見もあります。それほどに話題性があり、継続して議論されていくのではないでしょうか。fintechを扱うfinte編集部ではこれからもVALUの動きに注目し、ご紹介していきます。
 
 


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まえしゅう

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まえしゅう。finte編集部にて活動中。『フィンテックをより身近に』というテーマのもと、分かりやすい記事をお届けできるよう取り組んでいます。

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