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【Fintech有識者ブログ記事6選!】有識者が見据えるフィンテックの未来とは | finte [フィンテ]

こんにちは、finte編集部です!
 
日々新しいニュースが配信される金融とテクノロジーを掛け合わせたフィンテック領域。実際にフィンテックサービスを提供している方々はどのような世界観を描き、フィンテックサービスでどのような未来を実現させようとしているのでしょうか。今回は、フィンテックサービスを提供する会社の代表者のブログから記事を抜粋し、彼らがどんな世界観を描いているかをご紹介します。
 

未来はどうなる?フィンテックによって変わる社会

 
これまでのお金との関わり方や、考え方を変える可能性すらあると言われているフィンテックですが革新的なフィンテックサービスを提供する代表者が考えるフィンテックの未来に関する記述を、6名の方のブログからご紹介します。

 
 

評価経済のその先

クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』:家入 一真氏

評価経済の本質とは単純に評価を金に変えることでは無いと思っています。それでは従来の経済と変わらない。明日食う物に困った時に、その人の評価を元に、知らない人が米をくれる、魚をくれる、お金をくれる、そうやってセーフティネット的に存在するコミュニティこそが、評価経済の本質であると思う。
 
評価経済、シェアエコ自体は避けることの出来ない未来だが、その側面として、常にいい人でいなきゃいけないという同調圧力が働く世界になるだろう。例えばUBERのドライバーがお客さんに一言でも悪態をつこうものなら、客もつかなくなり、AirBnBでも泊まれなくなる、そんな世界がやってくる。
 
今はシェアリングエコノミー各社がそれぞれ自前で個人の評価を持ってるが、近い未来それを共有化しようという流れになるだろうな。
 

近未来に来るであろう評価経済の表と裏

クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』を提供する家入氏。CAMPFIREとは、ウェブ上で群衆(crowd)から資金集め(funding)ができる、日本最大のクラウドファンディング・プラットフォームです。『資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。』というMissionを掲げており、最近では友人からちょっとした企画の資金集めをおこなうことができるファインドファンディングサービスpolcaのサービス開始が話題を生みました。
 
既存の仕組に対する『優しい革命』をおこす、同社代表の家入氏はブログ内で、『評価経済、シェアエコ自体は避けることの出来ない未来』であると述べています。評価経済とは岡田斗司夫氏が『評価経済社会』にて提唱した社会のあり方で、インターネットの発達で間の繋がりが広くなったことにで生まれる『貨幣の代わりに評価が流通する社会』だそうです。
 
家入氏は、こうした社会が来ることは、基本的にポジティブに捉えているものの、ネガティブな側面もあるのではないかと考えているようです。確かに個人に対する評価がすべて共有された社会になれば、一度「ブラックリスト」に載ってしまえば名誉挽回が困難になる可能性もあるかもしれません。
 
 
 

日本でも(数年後に)ソーシャルレンディングがNISA対象に含まれる理由

ソーシャルレンディングサービス『Crowdcredit』:杉山 智行氏

私は、ソーシャルレンディングという仕組みは、これから人口が減っていく日本を益々豊かにすることができると考えています。
 
そのキーワードは、「国際資金ポジションの先進国化」です。
 
日本は自動車、電機、ゲーム等の産業で世界1番にまで上り詰め、1人当たりGDPも世界の中でかなり高い方であるため、基本的には「先進国」というくくりにはいるというのが常識になっています。
 
しかし、金融、特に商業銀行業、その中でも国際金融の分野は、BRICsはもちろん、中堅の途上国より遅れている側面が多いです。
 
これが如実に表れているのが、日本の国際資金ポジションです。
 
~(中略)~
 
国債を外国の方に買ってもらうという考えは日本ではまだ警戒される傾向があると思うのですが、日本はスペインやギリシャと異なり、高度経済成長の結果として蓄積された実体のある1700兆円の家計資産を中心としたアセットがあり、これが適切な投資先をみつけて収益エンジンとなり財政の持続性が保たれれば、世界は日本国債を投げ売りする理由はありません。
 
実際にイギリスやアメリカ以外でもドイツやフランスなども国債の半分前後をすでに海外に消化してもらっており、国債の半分くらいを海外に消化してもらうというのは極めて普通の事です。
 
~(中略)~
 
海外進出の仕方はスタートアップ企業が示し、サイズは大企業がさばき、国債の販売は政府が行うという三位一体により、日本の国際資金ポジションの先進国化を行い、人口が減っても経済が益々活発になって社会が豊かになるのではないかと思っています。
 
以前は金融スタートアップ企業が巨大な資本を必要とする銀行を設立することは出来ませんでしたが、ソーシャルレンディングという仕組みができたことから、上記の第1幕としての、金融スタートアップ企業による大手金融機関へのメッセージングということができるようになりました。
 
このようにソーシャルレンディングという仕組みはイギリスとは役割が大きく異なるものの、日本でも国の経済を発展、成長させるための大きな役割を担う可能性があります。
 

ソーシャルレンディングが実現する「国際資金ポジションの先進国化」とは

世界の信用市場を、ひとつに。』というコンセプトを掲げ、ネット上で海外のお金を借りたい人(企業)と金利を目的としてお金を貸したい人(企業)を結びつけるサービス、ソーシャルレンディングサービス『クラウドクレジット』を提供している杉山氏。このブログの記事では、ソーシャルレンディングサービスの可能性に関する考えが記されています。
 
少々金融について知識のある人向けの記事になっている部分はありますが、日本で課題として語られることの多い国債に関するアイデアが述べられており、とてもためになる記事ですので、金融についての知識の少ない方も挑戦してみてください。

 
 
 

海外へ逃避する日本人VSそれを阻止したい日本政府

金融経済メディア『ZUU online』:冨田 和成氏

この二年間で、日本の超富裕層(上場企業創業者や大株主等)を担当するプライベートバンカー達から急激に増えた相談は、顧客である創業者の皆様が海外移住・海外への資産逃避(これを我々の業界ではキャピタルフライトと呼ぶ)を検討しているということだ。
 
特にこれは40代の比較的、若い創業者達の中に多い。
 
この世代の方々は、その更に上の世代の方々(50代以上)と比較すると、日本を離れるということに違和感や抵抗が圧倒的に少ない世代だ。
 
だからこそ、日本にいるメリットがどんどん少なくなっていく昨今、移住の検討を真剣に始めているのだろう。
 
今の20代や30代が身近に接することが多いし、また目標とする40代の成功した経営者達が一気に日本から流出すると、それを見た次の世代がおそらく自然と同じような行動を取ることになるだろう。
 
もしかすると、日本人だけど、海外に住むのが自然な選択肢の一つになる時代が近いかもしれない。
 

日本の超富裕層の海外への資産逃避とは

人生のアクセルを踏むために、欠かせない「ガソリン=お金」の良質な情報を提供する、金融経済メディア『ZUU online』を運営する冨田氏のブログZUU社長 冨田和成の鬼速ブログ〜時価総額世界一への道〜からの引用です。
 
インターネットの発達により、場所を選ばずビジネスができる人が増えてきました。こういった状況を受け日本の税制から逃れるために、資産を持つ上場企業創業者や大株主のような方が日本をはなれることを検討しているそうです。彼らが国外に出ていってしまうと、人材とともに多くの資産も国外に出ていってしまいます。それを受け、冨田氏は税制を下げること厳しい外為規制を導入することを取られうる対策としてあげています。
 
最後に冨田氏は日本から資産を持つ方を逃がさないための妥協策としての税制の見直しではなく、海外からの投資を逆に呼び込むような仕組みを考えることが必要なのではないかと述べています。普段意識することは少ないですが、裕福な人が海外に出ていってしまうという状態は私達の生活にも関わる大きな問題ですね。日本がよりビジネス面で魅力的な国になることは非常に重要なことです。
 
 
 

世界の66のFinTech (フィンテック) サービスから見えた FinTech がもたらす未来

クラウド会計ソフト『freee 』: 佐々木 大輔氏

とどのつまり、金融とはデータのビジネスである。僕が学生時代にデータサイエンスに興味を持ったきっかけもまさに金融工学であった。金融サービスは、例えば、Uber や Airbnb と異なり、キャッシュ以外に一切リアルのインタラクションを必要としないサービスである。そしてまた、高度に信用が進化した現代においては、現金の存在自体の意味もどんどん薄くなりつつある。
 
すべてがデータなのだとすれば、金融サービスはもっともテクノロジーと相性がよい業界である。取引自体がどんどんデータ化することで、世の中の生産性がアップするとともに、人工知能などと相まって、より最適な金融プロダクトができていくだろうし、経済原理によって、あらゆることが最適化されていくだろう。
 
本当の意味で、経済原理がリアルタイムで働いていく時代がくるのだ。
 

フィンテックはエキサイティングな時代を連れてくる

会計クラウドサービスを提供し、企業の会計業務をシンプルにする『freee (フリー)』の代表、佐々木氏のブログからの引用です。
 
こちらの記事は、フィンテック先進国の海外にある66のサービスを紹介し、フィンテックによりどのような未来が来るが記載されています。66の海外フィンテックサービスを知ることもできるだけ非常に素晴らしい記事です。記事で佐々木氏は、フィンテックにより難しくて手間のかかる金融の課題が自動化されることにより働くひとは、より創造的な仕事に集中することができるようになるのではないかと述べています。
 
フィンテックの普及は従来の働き方の見直しがなされるという流れをすすめる役目を持つのかもしれません。人間的な働き方時間の過ごし方を実現する可能性がフィンテックにはあるのではないでしょうか。
 
 
 

Fintechがもたらす10個の未来シナリオ

自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』: 瀧 俊雄氏

昨今、Fintechとして様々な領域や技術が取り上げられています。しかしながら、Fintechという幅広い分野の中で、それぞれのプレイヤーが視野としている範疇や及ぼす影響力には大きく差異があります。
 
そのような中、米国のefinancialcareersのサイトにおいて紹介されている、Fintech業界幹部へのヒアリングを通じたFintechが及ぼす10の未来像は、比較的多くのFintech業界に関わる者の視点に近いと思われる内容となっています。個々が持つ未来像と、付随するコメントを以下では紹介します。
 

Fintechがもたらす10個の未来シナリオとは

こちらの記事は、自動家計簿・資産管理サービスを提供する『マネーフォワード』の瀧氏が解説している、海外のFintech業界幹部へのヒアリングを通じたFintechが及ぼす10の未来像が記載されています。
 
テレビCMなどでも目にすることが多い『マネーフォワード』の取締役である瀧氏はブログで、海外のフィンテック事例などの解説を発信している有識者です。
 
この記事によるとフィンテックによって

  • 金融取引はより正確にセキュリティはより強固にになる
  • お金の手数料は少なくなり、手数料で利益を得ている企業は苦しくなる
  • 金融機関のセキュリティはよりその分野に特化した企業に頼らないといけなくなる
  • ビックデータなどを利用した予測分析が高度化する
  • Googleのようにデータをたくさんもつ企業が金融に業界に参入して収益化する
  • 利益につながらない銀行の業務は集約される
  • 集合知の活用
  • 金融モデルは今後、アプリケーション中心に提供されていく
  • 金融機関の弱みを補うベンチャー企業が出て来る
  • 2020年までにロボットは中間層に向けた投資助言を安くおこなえるようになる

ということが紹介されています。マネーフォワードの公式ブログであるFintech(フィンテック)研究所は国内外のフィンテック情勢をいち早く伝えています。
 
 
 

持続的に発展する経済システムの作り方を考えてみる

お金の流れを予測する人工知能の研究開発『メタップス』 :佐藤 航陽氏

もちろん数百年後は経済も人間も私たちの想像のはるか先にたどり着いているでしょうが、数十年ぐらいであれば変化にあたりをつけることができます。10年であれば、①自動化・②分散化・③人工現実化の現象によって経済システムが形を変えていくと思います。
 
AIによって産業の多くが自動化され、人間の特徴とも言えた知性すらもコモディティとなっていきます。今度は逆に機械による計算処理能力を体内が取り入れて肉的的な能力を拡張させていき、人間と機械の融合もますます進んでいくでしょう。
 
十分に密度の高いネットワークは、産業革命時代の中央管理者や代理人が持っていた権限を奪い、ネットワーク自体が全体をコントロールするようになっていくでしょう。シェアリングエコノミーはその入り口であり、ブロックチェーンはさらにその概念を発展させ、最終的には自律分散的な無人サービスがあらゆる産業で主流になっていくなんてこともあり得ます。
 
また仮想現実に代表される人間の五感のコントロールによって、現実と空想の境界も消えていくことで、人間が作り出してきた様々な幻想はますます力を持つようになるでしょう。言語でしか共有されることができなかった曖昧な概念は、より現実感のあるものとして感覚に直接働きかけてくるようになるためです
 

オンライン決済サービス『SPIKE』を提供し、最近は「時間」の取引所で10秒単位で時間をリアルタイムに売買できるサービス『タイムバンク』のベータ版を発表するなど注目を集める、メタップス社の佐藤氏のブログからの引用記事です。
 
佐藤氏は今後10年間でますます人間と機械の融合が進み、インターネットのように中心の機能がなく自動で機能する無人のサービスが多くの産業で主流になると考えているようです。コンビニエンストアなどで無人のレジの導入が進んでいるというニュースもこういった社会の変化を表す例かもしれません。また仮想現実などの人間の五感コントロールにより現実と空想の境界も消えていくのではないかと述べています。すでに海外のネットショップでは、VRを使用することによって自分の部屋にいながら、実際の店舗に訪れて買い物をすることとあまり変わらない体験ができるサービスもあるようです。
 
少し前までSF映画の世界観でしかなかったアイデアが、テクノロジーの進歩によって現実のものになっていく未来がすぐそこまで来ているのかもしれませんね。佐藤氏の考える『時間経済』の世界観について書かれた記事経済は選べるようになるか?個人が主役の『時間経済』の試みも、とても面白いのでぜひ読んでみてください。

 
 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
 
フィンテック業界を代表する方々の考えはブログなどで日々発信されています。他にも経営に関する考えや、働き方に関する考えなども今までの常識にとらわれない自由な発想で書かれている記事も多く、ここでは紹介できなかったものもたくさんあります。これからの未来はどうなっていくのか、どういったサービスによってそんな社会を実現していくのか、フィンテックのことは気になるけれど、金融に関する情報は難しいなと思っている人は彼らの考え方に触れてみるとより一層、サービスに対する興味が湧くかもしれませんよ。finteでは、今後も彼らの発言に注目していきます。
 
 


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佐野 祥貴

佐野 祥貴

新卒で入社した企業の出資先であるベンチャー企業に入社1ヶ月で出向、事業の立ち上げ、Web広告の営業、広報活動などを経て、finte編集部にて活動。全くの初心者にも知見のある方にも、わかりやすく、おもしろいフィンテックとの出会いをWebを通じて届けることができればと考えています。

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