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ファンタジースポーツとは?世界中の人を熱狂させるスポーツギャンブル | finte [フィンテ]

こんにちは!finte編集部です。
 
甲子園が終了し、ワールドカップに日本中が熱狂する時期が来ました。スポーツには人を感動させる要素が多いですが、一方で賭博(ギャンブル)に利用されることも多いようです。日本では読売ジャイアンツの所属選手による野球賭博問題などが話題になったこともあります。
 
海外には多くの人がスポーツに対する賭け事を楽しむためのサービス『ファンタジースポーツ』というものがあるそうです。今回はファンタジースポーツについてご紹介します。
 
 

ファンタジースポーツとは

ファンタジースポーツとは海外で流行している、架空のスポーツチームを作成するシュミレーションゲームです。日本でも、架空のドリームチームをゲーム上で作成して試合をおこなうものは多いですが、海外のファンタジースポーツが日本のテレビゲームと違う点は、実際の試合の結果が反映される点とギャンブル性にあります。
 

ファンタジースポーツの仕組み

ファンタジースポーツの仕組みを野球のチームを例にとって説明します。まずは、ファンタジースポーツ内で自分の好きな選手を集めて自分だけのチームを作ります。
 
自分の作成した架空のチームに所属する選手が実際の試合で活躍すると、その活躍度合いによってポイントを得ることができます。自分の作成したチームに所属する選手の稼いだ総獲得ポイントを競うことがこのゲームの醍醐味になっているそうです。
 
ファンタジースポーツが『スポーツギャンブル』呼ばれる理由としては、稼いだポイントが一定に達していた場合、賞金を得ることができるという点です。賞金としては100万ドル(約1億2,000万円)にもなることがあるそうです。
 
 

ファンタジースポーツの生まれた背景

ブラッド・ピット氏が主人公を演じる映画『マネーボール』のゼネラルマネージャーは、チームメイトのデータを分析し最適な配置をおこなうことによって、勝利を得ていきます。
 
アメリカには、そういったデータから勝敗を予測して試合を楽しむという国民性が備わっていたことが普及の理由だと考えられています。実際にファンタジースポーツとしてゲームが確立されていない時期から、スポーツバーなどで野球ファンが趣味として電卓と紙で選手のデータを分析し、競うということが流行していたそうです。
 
応援するスポーツチームに対する熱心さも、普及の要因であると考えられます。We Are Fanaticsのリサーチによると、アメリカン・フットボール(NFL)のチームのファンの65.71%は、自分の応援するチームが全米1位になるならば、職を失っても構わないと回答するほどに、熱が強いそうです。
 
ファンタジースポーツは、個人の趣味だったスポーツのデータ分析がインターネットの発達によって1990年代頃から多くの人に共有され、爆発的に広まったそうです。元々は野球から始まったファンタジースポーツはアメリカン・フットボール(NFL)や、バスケットボール(NBA)等の競技でも展開されており、今では約2,000万人がこのゲームで遊んでいると言われています。
 
ファンタジースポーツの注目度は高く、2015年にはウォルト・ディズニー・カンパニーがファンタジースポーツを運営する企業であるDraftKings, Inc(ドラフトキングズ社)に2億5000万ドル(約299億円※当時)を出資したことや、FanDuel(ファンデュエル社)がグーグルやワーナーブラザーズなどのタイム・ワーナー社のベンチャーキャピタルから2億7500万ドル(約330億円※当時)の資金を調達したことからも注目度が伺えます。
 
基本的には、分析をおこない予想をするということで頭をつかうのでギャンブルというよりは分析力を競うというイメージが強いため、全面的に禁止されているわけではないようです。
 
 

日本でも存在した?ファンタジースポーツ

 
実は日本にも、ファンタジースポーツと同様のゲームがあったようです。ヤフージャパンが提供していた「ファンタジーサッカー(ファンサカ)」などがこれにあたります。基本的には、海外のファンタジースポーツと同様のシステムのようですが、賞金はなかったそうです。
 

Jリーグ(J1)の各節のベストイレブンを予想し、得点(ファンタジーポイント)を競うゲームです。Yahoo!スポーツ ファンサカでは全選手のプレーを詳細なデータから分析し、独自の点数(ファンタジーポイント)をつけています。
 
あなたは活躍が期待できる選手を11人選出し、高得点を目指してください。このゲームでは選手を見極めるサッカー知識と情報収集力が問われます。知識と戦略を駆使した真剣勝負のなかでJリーグの新たな楽しみ方を見つけてください。
 

引用:サービス紹介(現在閉鎖)

 
一部のファンの間で大変人気のあったサービスだったそうですが、現在は運営をストップしてしまっているようです。
 
 

ファンタジースポーツの問題点と訴訟

海外で人気のファンタジースポーツですが、全面的に認められているわけでもないようです。基本的にファンタジースポーツはシーズンなどを通じておこなうものが多いそうですが、中には1週間などの短時間での結果を競うデイリーファンタジースポーツというものがあるそうです。
 
選手のデータなど用いて、統計的に試合を予測するファンタジースポーツと比べて、デイリーファンタジースポーツはギャンブル的な要素が強く、違法賭博にあたるのはないかという意見があるようです。
 
実際に、デイリーファンタジースポーツに参加し、多額のお金を失った方がドラフトキングス社ファンデュエル社をはじめ約50の関係各所を訴えるということも起きているうそうです。訴えた内容としては、運に要素される部分の多い違法な賭博なのではないかという点や、ゲームで多額の賞金を得た人が通常では知り得ない内部の情報を知っていてゲームに参加した可能性があると述べたそうです。
 
それを受けて、ニューヨーク州ではファンタジースポーツを違法賭博とみなし住者がゲームに参加することを禁じたそうです。またマサチューセッツ州でも、法規制を進め以下のことが決まったそうです

  • 20歳以下はゲームに参加してはいけない
  • スポーツ界関係者はゲームに参加してはいけない
  • 広告宣伝は禁止

 
 

依然、人気を持つファンタジースポーツの今後とは

訴訟によって、いくらかの制限が設けられたファンタジースポーツですが、決してその人気がなくなったわけではないようです。2016年には、北米で展開する男子プロバスケットボールリーグとして有名なNBAが試合の中継を見ながら、ファンタジースポーツが楽しめるゲームを発表したそうです。
 
これまでのファンタジースポーツは、自分のドリームチームのチームメンバーが活躍し、得るポイントをたくさん稼ぐことが楽しみでした。しかし、リアルタイムで異なるテレビのチャンネルから放送される、2つ以上の試合を見ながらドリームチームのメンバーの活躍を確認することは困難でした。
 
それを受けて、NBAはテレビの放送と連動して、リアルタイムで携帯電話から選手を選ぶことができるゲームの提供を始めたそうです。試合前に対戦する2チームから片方を選択し、クォーター(プレイ時間)ごとに最も活躍する選手を4人まで選び、ポイントを多く稼いだ選手を選択した人には賞品が送られるそうです。
 

 
 
このように規制される場所がある一方で、さらに盛り上がりを見せる部分を持つファンタジースポーツは、スポーツ選手の活躍への感動をより深く味わうためのサービスでもあると言われています。今後、ファンタジースポーツはどのように発展をしていくのでしょうか。
 

 
 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
 
スポーツの楽しみには勝敗を予想するという要素が必ず含まれているのではないでしょうか。ファンタジースポーツはそういった楽しさを何倍にもする可能性があると思います。しかし、一方で大きく損をしてしまっている人の存在は問題かもしれません。一人でも多くの人が、スポーツの楽しさを実感できるようになるといいですね。

 
 


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佐野 祥貴

佐野 祥貴

新卒で入社した企業の出資先であるベンチャー企業に入社1ヶ月で出向、事業の立ち上げ、Web広告の営業、広報活動などを経て、finte編集部にて活動。全くの初心者にも知見のある方にも、わかりやすく、おもしろいフィンテックとの出会いをWebを通じて届けることができればと考えています。

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